「発達障害」だけで子どもを見ないでその子の「不可解」を理解する 田中 康雄【著】 SBクリエイティブ
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「発達障害」だけで子どもを見ないでその子の「不可解」を理解する 田中 康雄【著】 SBクリエイティブ(2019/12発売)
「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する (SB新書) | 田中康雄 |本 | 通販 | Amazon
サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
商品コード 9784815602604
本の写真
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小口になります。梱包、発送などの厚みの目安に。
ピーアール文、参考文、中身ページ写真など、ご参考になれば。
出版社内容情報
診断名はあくまでもその子の一部にしか過ぎません。「自閉スペクトラム症のAくん」「注意欠如・多動症(ADHD)のBちゃん」といった視点よりも、大切なのは、その子の目線にまで達して、気持ちを想像してみること。本書では、「発達障害」と診断される可能性のある子どもたち12のストーリーを例に、その子の気持ちを想像し、困っていることを探り、「仮の理解」を行う過程を解説。わが子の「不可解」な行動に、悩める親や支援者を応援する一冊です。
あらすじ・内容説明
この本は、わが子の育ちを心配する保護者の方に手に取ってもらえたらという思いで書きました。
発達障害について解説する本は、たくさんあります。
でも、漠然とした「不安」を抱えた保護者の方がまず初めに思うのは、わが子にどんな診断がつくのかということよりも(もちろん、それも大切なことではありますが)、ただただ毎日を穏やかに、楽しく、わが子の成長を喜びながら関わりたい。そのために、今ある「不安」を少しでも軽くしたいといったことではないでしょうか。
例えば、どうして夜に寝てくれないの? どうして外で困らせるの? どうして言うことを聞いてくれないの……?
そんなわが子に向かって最初に願うことは、「ただ、この子とうまくつき合いたいだけ。
この子が感じていること、思っていることを知りたいだけ」。
親は、「この子とうまく関わりたい」と、毎日毎日、思っていることでしょう。
"わかってしまったような気になってしまう"「発達障害」という名前だけでは、そんな思いにはじょうずに向き合えないように思います。
「発達障害」だけで子どもを見ないで、この本がそんなたくさんの「不安」をほんの少しでも軽くすることができればと願って、考えながら書きました。
――「はじめに」より
目次
第1部 子どもの心と行動を理解したい!(乳児期(0~3歳ごろ)―1歳半ごろから心配が表面化
幼児期(3~6歳ごろ)―初めての集団生活への不安
就学期(6~7歳ごろ)―就学先選択という一大テーマ
学童期(6~12歳ごろ)―小学校生活の3つのステージ
思春期(12~17歳ごろ)―親との距離感が大事な時期)
第2部 医療の役割―「診断名」を超えてその子に近づく(発達の診立て;「診断」について)
著者等紹介
田中康雄[タナカヤスオ]
現在、「こころとそだちのクリニックむすびめ」院長。北海道大学名誉教授。児童精神科医師。臨床心理士。1958年栃木県生まれ。1983年に獨協医科大学医学部を卒業後、旭川医科大学精神科神経科、同病院外来医長、北海道大学大学院教育学研究院教授、附属子ども発達臨床研究センター教授などを経て現職。発達障害の特性をもつ子どもとその家族、関係者と、つながり合い、支え合い、認め合うことを大切にした治療・支援で多くの人から支持されている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
レビュー
[rakuten:book:4815602603:detail]この本が出版された年の出来事・流行・世相
2019年流行(出来事)/年代流行
■大坂なおみが全豪オープン初優勝し世界ランク1位
■イチローが現役引退
■サニブラウンが日本新となる9秒97記録
■蒼井優と南海キャンディーズ山里が結婚発表
■八村塁が日本人初となるNBAドラフト1巡目指名
■吉本興業が闇営業に参加した芸人11人を謹慎処分
■ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川社長が死去
■アニメ制作会社「京都アニメーション」で放火事件、33人死亡
■渋野日向子が全英女子オープン初優勝
■小泉進次郎議員と滝川クリステルが婚約発表
■ヤフーがZOZO買収へ、買収額4,000億円規模
■消費税が8%から10%に増税
■旭化成の吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞
■ラグビー日本代表が史上初の決勝トーナメント進出
関連書
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AERA With Kids でも大特集の話題の書!
伝わる! 使える! 毎日がラクになる!
と大反響を呼んだ「声かけ変換表」待望の書籍化!
「楽々かあさん」として発達障害&グレーゾーン子育てのアイデアやコツをシェアする著者が、育児を続ける上で効率の良い声かけ例をまとめた自作の「声かけ変換表」。
本書は、かつてネットで公開するや14万シェアを超えるなど大反響呼んだその「声かけ変換表」を、6年の歳月を経て、大幅に追加し書籍化したものです。
3人の子ども達の子育て真っ最中の著者が、かつては怒ってばかりだった自身の経験や、その後の子ども達の成長と変化、思春期の関わり方、SNS等で寄せられた多くの声などを踏まえ、発達障害のある・なしにかかわらず、どんな子にも伝わりやすい166もの声かけ変換例を、身近な話で「具体的に」「わかりやすく」お伝えしていきます。
●本書版「声かけ変換表」フルバージョンのダウンロードつき!
【本書に収録の声かけ変換の例】
「ここができてないよ」→変換「ここまでできてるね」
「〇〇しちゃダメ! 」→変換「〇〇しよう」
「ちょっと待って」→変換「あと◯分待ってね」
「宿題、いつまでかかるの!?」→変換「ここまで終わったら、おやつにしよう」
「ダメ! 」→変換「ここまではいいけど、ここからはダメ」
「空気読んで! 」→変換「今、みんなで〇〇しているところだよ」
…など、子育ての困った場面で即・使える166例の声かけ変換と、毎日がラクになる親子コミュニケーションのヒントが満載!
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そうしているうちに、いつの間にか、子どものできないことがあまり気にならなくなる。
だんだんと、できることが少しずつ増えている。なんとなく、我が子の長所も短所も愛おしく思える自分に気づく。
そしていつか、そっと手を離せる日がくる気がする……。
そんな風に、本書を手にとって下さったあなたが実感できるまで、数ヶ月~数年間、一緒に子育ての伴走ができたなら、こんなにうれしいことはありません」
楽々かあさん
イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/9
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発達障害について広く認知されるようになり、
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そんななか多くなっているのが、徴候はあるものの診断には至らない「グレーゾーン」。
診断には至らないとはいえ、じつはグレーゾーンのほうが生き辛いという研究もあり、最近注目されている。
本書は、こだわり症、疑似ADHD、社会的コミュニケーション障害、不安型愛着スタイルなど、
タイプ別に発達障害未満の生きづらさの傾向とその対策について解説する。
発達障害、パーソナリティ障害、愛着障害など、
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