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老後破産―長寿という悪夢 NHKスペシャル取材班【著】 新潮社(2018/02発売)

今日の気になる書籍のご紹介

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関連書を交えて紹介していきます。

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新潮文庫 老後破産―長寿という悪夢 NHKスペシャル取材班【著】

老後破産: ―長寿という悪夢― (新潮文庫)
老後破産: ―長寿という悪夢― (新潮文庫) | NHKスペシャル取材班 |本 | 通販 | Amazon

サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
商品コード 9784101283791

あらすじ・内容説明

「預金が尽きる前に、死んでしまいたい」「こんなはずじゃなかった…」年金だけでは暮らせない。金が無いので病院にも行けない。食費は1日100円…。ごく普通の人生を送り、ある程度の預貯金もある。それでも、病気や怪我などの些細なきっかけで、老後の生活は崩壊してしまう。超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を、克明に描いた衝撃のノンフィクション。

目次

序章 「老後破産」の現実
第1章 都市部で急増する独居高齢者の「老後破産」
第2章 夢を持てなくなった高齢者たち
第3章 なぜ「老後破産」に陥るのか―社会保障制度の落とし穴
第4章 地方では見えにくい「老後破産」
第5章 急増する「老後破産」予備軍
終章 拡大再生産される「老後破産」

2018年流行(出来事)/年代流行


■平昌五輪で日本は冬季五輪過去最高のメダル13個を獲得
大谷翔平メジャーリーグで二刀流の活躍
TOKIO山口メンバー書類送検、契約解除へ
FCバルセロナイニエスタが年俸32億円でJリーグ移籍
■昭和の大スター西城秀樹さん死去
■是枝監督「万引き家族」がカンヌ最高賞に輝く
■サッカーW杯で日本が決勝T進出
オウム真理教松本死刑囚らに死刑執行
高校野球金足農業秋田県勢103年ぶりとなる決勝進出
■予算300万円のB級映画カメラを止めるな!」が大流行
DA PUMP「U.S.A.」が大流行
■テニスの大坂なおみ全米オープン女子シングルス優勝
■9月16日の沖縄ライブをもって安室奈美恵が引退
■ゾゾタウン前澤氏が世界初の月旅行へ
築地市場が83年の歴史に幕を閉じ豊洲市場へ移転した

関連書

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書) 新書 – 2015/6/12

藤田孝典 (著)
Amazonカスタマーレビュー

年収400万でも、将来生活保護レベル!?
今、日本に「下流老人」が大量に生まれている。
そしておそらく近い未来、日本の高齢者の9割が下流化する。
本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」である。現在すでに約600万人が一人暮らし(うち半数は生活保護レベル)をしているが他人事ではない。
間近に迫った「老後総崩壊」にどう対処すればいいのか?

●第1章 下流老人とは何か
下流老人とはいったい何か
1:収入が著しく少「ない」
2:十分な貯蓄が「ない」
3:頼れる人間がい「ない」(社会的孤立)
下流老人の何が問題なのか
Ⅰ:親世代と子ども世代が共倒れする
Ⅱ:価値観の崩壊
Ⅲ:若者世代の消費の低迷
ほか

●第2章 下流老人の現実
生活困窮者の現状/異口同音に「想定外」
<ケース1>飲食店などで働くも、野草で飢えをしのぐ加藤さん
<ケース2>うつ病の娘を支える永田さん夫婦
<ケース3>事務職員をしてきた山口さん
<ケース4>地方銀行に勤めていた藤原さん

●第3章 誰もがなり得る下流老人
――「普通」から「下流」への典型パターン――
【現状編】
<パターン1>病気や事故による高額な医療費の支払い
<パターン2>高齢者介護施設に入居できない
<パターン3>子どもがワーキングプア(年収200万円以下)や引きこもり
<パターン4>増加する熟年離婚
ほか
【近い未来編】
「一億総老後崩壊」の時代
もらえる年金が減るおそれ
年収400万円以下は下流化のリスクが高い
ほか

●第4章 「努力論」「自己責任論」があなたを殺す日
放置される下流老人
努力できない出来損ないは死ぬべきなのか?
イギリス、恐怖の「貧困者収容所」法
ひっそりと死んでいく下流老人たち
ほか

●第5章 制度疲労と無策が生む下流老人
――個人に依存する政府――
1. 収入面の不備
2. 貯蓄・資産面の不備
3. 医療の不備
4. 介護保険の不備
ほか

●第6章 自分でできる自己防衛策
――どうすれば安らかな老後を迎えられるのか――
【知識の問題:対策編】生活保護を正しく知っておく
【意識の問題:対策編】そもそも社会制度とは何か
【医療の問題:対策編】今のうちから病気や介護に備える
ほか

●第7章 一億総老後崩壊を防ぐために
下流老人は国や社会が生み出すもの
日本の貧困を止める方策は?
制度をわかりやすく、受けやすく
生活保護を保険化してしまう!?
ほか

続・下流老人 一億総疲弊社会の到来 (朝日新書) 新書 – 2016/12/13

藤田孝典 (著)
Amazonカスタマーレビュー

下流老人は、過労老人へ――
「死ぬ直前まで働く」社会がはじまる!!

間近に迫った「一億総老後崩壊」。
それに抗おうと、必死に働く高齢者。
思い描いた老後は消え、体も心も極限まですりへる社会がおとずれる。

「年収400万でも将来、下流に!?」というショッキングな内容で、
老若男女、全世代から反響のあった前著から1年半。
本作では、「高齢者の労働と貧困」をテーマに、
日本人の9割が他人事ではない「死ぬ直前まで働く」現実を報告する。
そのうえで、前著の反省をふまえ
「どうすれば下流化しないか」という“解決策"を徹底的に書いた。
明らかに深刻化する日本の老後、
一億総下流化を防ぐには、もうこの道しかない!
粉骨砕身の書き下ろし。
(本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」のことである)

――目次――
●第1章 深刻化する下流老人
貧困大国化する日本
〈1深刻化する「収入の少なさ」〉
年金収入のボリュームゾーンは6万〜7万円
高齢期の収入は下がる一方
〈2深刻化する「貯蓄の少なさ」〉
「ゆとりはないが、どうにかなる」という思い込みの怖さ
〈3深刻化する「つながりの希薄さ」〉
大量の「孤独死予備軍」
「豊かな日本」をつくった男たちの末路
一億総〝疲弊〞社会がはじまる ほか

●第2章 生きるために、働く老後
――死ぬまですり減る、体と心――
【ケース1】年金だけでは暮らせず、80歳近くなっても働く酒井さん(仮名)
【ケース2】50代で会社をリストラされ、コンビニで働く田坂さん(仮名)
【ケース3】 親の介護費・医療費を支払うために働く60代後半の野見山さん(仮名)
【ケース4】40歳近い子どもと孫を養うために働く70代の吉岡さん(仮名)
【ケース5】地方に暮らしながら月5万円で生活する江藤さん(仮名)

●第3章 誰もが陥る「死ぬまで働く」という生き方
――なぜ、高齢者は働かざるを得ないのか――
日本では、高齢者も「働きすぎ」
「生きがいのために働く」はウソ
死ぬまで不安に駆り立てられる社会
高齢者が働く理由1 下がり続ける年金受給額
高齢者が働く理由2 上がり続ける介護保険
高齢者が働く理由3 上がり続ける生活費
〈1雇用・労働をめぐる問題〉〈2家族をめぐる問題〉〈3地方をめぐる問題〉
〝過労老人〞による事件・事故の増加 ほか

●第4章 日本の老後はカネ次第
――不気味な顔をみせる格差社会――
「最後の10年」を、どう生き延びるか?
「殺してほしかった」と嘆く高齢者
高額すぎる有料老人ホーム
介護付き高級ホテルと〝上流老人″
膨らむ家族の負担と責任 ほか

●第5章 下流老人を救うカネはどこにある?
――これから「財源」の話をしよう――
「カネがないから我慢しろ」という強力なロジック
政治家に対する異常な不信感
アレルギーの日本人
不公平感が生み出す世代間対立
他人を救えば自分が死ぬ?
「全員が受益者」の社会をつくる
“all for one"ではなく、“all for all"
なぜ「弱者救済」を嫌悪してしまうのか
日本の民主主義を取り戻すために ほか

●第6章 一億総下流化を防ぐ解決策
――持続可能な未来 ~ 子ども世代へ――
「脱商品化」の社会へ
働き方も大きく変わる
権利は誰かがくれるものではない
「できること」ではなく「必要なこと」を考える
信じて、声をあげ続ける ほか

発刊後半年で20万部を突破し、流行語にもなった『下流老人』は、
一般に金持ちと思われていた高齢者の貧困を“発見"した。
続く本書では、ますます深刻化する現状を辿りつつ、
自分が下流化しないための「解決策」を提示する。

老後親子破産 単行本(ソフトカバー) – 2016/4/6

NHKスペシャル取材班 (著)
Amazonカスタマーレビュー

大反響を呼んだNHKスペシャル「シリーズ 老人漂流社会」、待望の書籍化! 脅し文句ではない――あなたの老後も破綻する! ベストセラー『老後破産』は「序章」にすぎなかった! 「老後破産」は老人だけのことではない。家族に波及し、負の連鎖は親子の生活を、人生を蝕んでいく――。これは、あなたにも起こりうる悪夢だ! 番組取材からあぶり出された「老後破産」の更なる拡大が「親子共倒れ」を引き起こす衝撃のルポ。


大反響を呼んだNHKスペシャル「シリーズ 老人漂流社会」、待望の書籍化!

脅し文句ではない――あなたの老後も破綻する!
ベストセラー『老後破産』は「序章」にすぎなかった!

「老後破産」は老人だけのことではない。
年金もあり、それなりの預貯金もあり、持ち家もあり、
幸せな老後を送れると思っていたのに……。
「老後破産」は家族に波及し、負の連鎖は親子の生活を、人生を蝕んでいく――。
これは、他人事ではない、あなたにも起こりうる悪夢だ!

番組取材からあぶり出されてきた「老後破産」の更なる拡大が、「親子共倒れ」を引き起こしている衝撃の事実のルポ。
番組では紹介しきれなかった詳細で生々しい実態を、現場を取材したNHKスペシャル取材班が克明に綴った!

NHKスペシャル「シリーズ 老人漂流社会」最新作放送決定!
団塊世代 忍び寄る老後破産(仮)』2016年4月16日(土)夜9時
より、NHK総合テレビ(※放送日時は、変更の可能性があります。)

さいごに

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