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ドキュメントひきこもり ~「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島SUGOI文庫)

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ドキュメントひきこもり ~「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島SUGOI文庫) 文庫 – 2013/6/29

ドキュメントひきこもり ~「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島SUGOI文庫)
ドキュメントひきこもり ~「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島SUGOI文庫) | 池上 正樹 |本 | 通販 | Amazon

目次

第1章 ひきこもり―家族の肖像(愛知県豊川市一家5人殺傷事件
「ひきこもり」の数は70万人 ほか)
第2章 “怠け”なのか“病気”なのか(緊張の糸がプツッと切れる瞬間
頂上に上ったら、転げ落ちていった ほか)
第3章 急増する「社会人ひきこもり」(新たな「ひきこもり」層の出現
「就労経験者はひきこもらない」という神話の崩壊 ほか)
第4章 路上にひきこもる人々(「ひきこもる」場所は関係ない
「ひきこもり」はセーフティーネットの枠外 ほか)
第5章 “ひきこもり社会”日本の処方箋(「非モテ」から「リア充」を目指す
なぜ自分は愛されないのか? ほか)

あらすじ

内閣府の調査によると「ひきこもり」層は70万人、予備軍も含めると225万人という膨大な数に上るという。しかし、その実態はなかなか伝わってこない。そして現在、ひきこもり層は「長期化」「高年齢化」し、ますますタブー化しているというのだ。時に家族を巻き込み、凄惨な事件に発展することもある「ひきこもり」問題。15年以上にわたりこの問題を取材してきた著者がレポートする、「ひきこもり」の知られざる現実と解決策。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

安田/峰俊
ノンフィクション作家。1982年滋賀県生まれ。立命館大学文学部、広島大学大学院で中国近現代史を学んだ後に一般企業に就職するも、会社員の「空気」に馴染めず半年で退職。仕事を転々としつつも、中国のネット掲示板2ちゃんねる風に翻訳するブログを運営していたところ、これが『中国人の本音』なんじゃないかと講談社の編集者に声をかけられて28歳で処女作を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

書籍情報

ドキュメントひきこもり ~「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島SUGOI文庫) 文庫 – 2013/6/29

池上 正樹 (著)
文庫: 189ページ
出版社: 宝島社 (2013/6/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 480021355X
ISBN-13: 978-4800213556
発売日: 2013/6/29
商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm

この本が出版された年の出来事・流行・世相

2013年流行(出来事)/年代流行


■元横綱大鵬、故納谷幸喜(享年72)の国民栄誉賞の授賞式
■2013 ワールド・ベースボール・クラシック開催
新石垣空港石垣島東部)が開港
東京メトロ都営地下鉄でメールやインターネット接続が使用可能
■松江自動車道全線開通
JRグループオレンジカードが販売終了
■東京銀座にて歌舞伎座新開場
長嶋茂雄松井秀喜に対する国民栄誉賞授与式挙行
■テレビ放送における東京スカイツリーからの本放送開始
■富士山が世界文化遺産に登録される
■横浜みなとみらい地区で最大級となる商業施設「MARK IS みなとみらい」開業
直木賞桜木紫乃の『ホテルローヤル』、芥川龍之介賞藤野可織の『爪と目』が選出
田中将大が日本プロ野球新記録の開幕から16連続勝利投手
高知県四万十市で、日本国内観測史上最高気温となる41.0度を観測
JR九州が豪華寝台列車ななつ星in九州』の運行を開始
出雲大社伊勢神宮がそろって遷宮

関連書籍

大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書) 新書 – 2014/10/17

大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)
大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書): 池上 正樹 + 配送料無料

池上 正樹 (著)

目次

第1章 ひきこもりにまつわる誤解と偏見を解く
1 データが物語る「高齢化」
「ひきこもり」と「ニート」は違う/「40歳以上」が半数/7割が男性、10年以上が3割/暴力をや変化を恐れる親たち ほか
2 ひきこもりの「潜在化」
「自分の将来を見るようで怖い」/他人に頼るべきではないという風潮/どこに助けを求めればいいかわからない ほか
3 ひきこもる女性たち「それぞれの理由」
息子の就活失敗を機に母が「買い物にも行けない」/長男とひきこもる元エリート母/「老後破産」激増の危機 ほか
第2章 ひきこもりの背景を探る
1 「立ち直り」を阻害するもの
ハローワークの「怪しさ」と「神様スペック」/足元を見られる中高年応募者/仕事を選ばなくても雇ってもらえるとは限らない/300戦全敗/資格はまるで役立たず/辞めさせないブラック企業 ほか
2 「迷惑をかけたくない」という美徳
働けず生活保護も受けられず/侮辱的屈辱的な答えが戻ってくるだけ ほか
3 「家の恥」という意識
都会の会社を辞めて実家に帰ったものの/「いちばんの悩みはお金がないこと」/70歳の父親が息子の将来を悲観して殺害 ほか
4 医学的見地からの原因分析
トラウマとひきこもり/ADHDとひきこもり/強迫症状と依存症/自閉症とひきこもり/特効薬が誕生する可能性/慢性疲労症候群とひきこもり/緘黙症とひきこもり ほか
第3章 ひきこもる人々は「外に出る理由」を探している
1 訪問治療と「藤里方式」という新たな模索
共感を呼んだ活動/拒絶されるのは当たり前/試行錯誤を行うほどに希望が湧いてくる ほか
2 親子の相互不信を解消させたフューチャーセッション
親には自分を信じてほしい/自己満足な支援になっていないか?/対決ムードが一変/親子が一致した瞬間 ほか
3 ひきこもり大学の開校
「ひきこもり2.0」の始動/美人すぎるひきこもりを売り出す/「空白の履歴」が価値を生み出す/地方でも開催/ひきこもり当事者ならではのアイデアとニーズ/きっかけがあれば外に出ていける ほか
4 外に出るための第一歩――経済問題
支援制度/第二のセーフティネット/押し付けではないメニューを ほか

あらすじ

親も子も、どうすればいいのか、誰に相談すればいいのかわからず、気持ちばかりが焦ってしまう。ハローワークを訪ねてみても、同じ求人がグルグル回る“カラ求人”や、非現実的な“神様スペック”を求める企業が少なくない。そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていき、やがて家族ごと地域に埋没してしまう―。ひきこもりが「長期化」「潜在化」する中で、当事者たちによる外に出るための新たな動きを探った。

ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット) 単行本(ソフトカバー) – 2012/6/7

ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット)
ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット) | 斎藤 環, 畠中 雅子 |本 | 通販 | Amazon
斎藤 環 (著), 畠中 雅子 (著)

目次

1 ひきこもりの理解と対応(原因
ひきこもりのメカニズム
症状
鑑別診断
治療的支援の第一歩
集団適応支援
訪問支援活動
メール、ネットの利用
「お金」ならびに「ライフプラン」の重要性
福祉サービスの利用
家庭内暴力への対応
おわりに)
2 ひきこもりのライフプラン(親の資産・負債の洗い出し
親の収入・支出の確認
親の住み替え
お子さんの収入・支出
お子さんの住まい
リバースモーゲージの活用法
成年後見制度の利用
ひきこもりのお子さんの相続
お子さんのひとり暮らしへの準備
“ひきこもり相談事例”
サバイバルプランの作成・分析)

あらすじ

ひきこもり状態にある人たちの平均年齢は今や30歳を超えている。大半は親の経済的支援のもとで暮らしているが、親の死亡に伴う、長期のひきこもりの人たちの貧困化が懸念される。ひきこもりが一生続いたとしても、親の現在の資産を最大限に活用して、子を生涯支えられるライフプランの作り方をアドバイスする。

「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫) 文庫 – 2014/6/10

「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫)
「ひきこもり」救出マニュアル〈実践編〉 (ちくま文庫): 斎藤 環 + 配送料無料
斎藤 環 (著)

目次

1 コミュニケーションのとり方
2 家庭内暴力をなくす方法はある
3 生活上のトラブルの解決法
4 父親・母親・きょうだいの対応の仕方
5 心配な行動にどう対処するか
6 経済的にどう支えるか
7 独り暮らしをさせるべきか
8 インターネットは必需品
9 社会参加は焦らずに
10 元気になりたい
11 社会的サポート

あらすじ

精神科医である著者が、Q&A方式で「ひきこもり」から抜け出す手だてを示している。「親への恨みつらみばかりを言う」「自殺したいと言う」「家庭内暴力にどう対応するか」「一生面倒を見てくれと言われた」「ひきこもりにインターネットは有効か」など具体的な疑問に、すべて真摯に答えた。精神保健福祉センター一覧、参考文献、著者自身による新たな「補足と解説」を附す。理論編に続く、実践編。

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫) 文庫 – 2012/10

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)
ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫): 斎藤 環 + 配送料無料
斎藤 環 (著)

目次

第1章 「ひきこもり」の考え方―対人関係があればニート、なければひきこもり
第2章 ラカンとひきこもり―なぜ他者とのかかわりが必要なのか
第3章 コフート理論とひきこもり―人間は一生をかけて成熟する
第4章 クライン、ビオンとひきこもり―攻撃すると攻撃が、良い対応をすると良い反応が返ってくる
第5章 家族の対応方針―安心してひきこもれる環境を作ることから
第6章 ひきこもりの個人精神療法―「治る」ということは、「自由」になるということ

あらすじ

「ひきこもり」の治療や支援は、どのような考えに基づいて行われているのだろうか。その研究の第一人者である著者が、ラカンコフート、クライン、ビオンの精神分析家の理論を用いて、「ひきこもり」の若者かたちの精神病理をわかりやすく解説する。なぜ、彼らはひきこもるのか?家族はどのように対応すればよいのか?「ひきこもり」に対する新たな視点が得られる。

さいごに

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