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能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書 [新書] [2003] 藤本 隆宏

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能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書 新書 – 2003/6/24

能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書

あらすじ

日本の自動車産業は、製品の品質、世界市場でのシェアなど現在も世界トップレベルにある。またカンバン方式TQCなど日本発の生産システムが「グローバルスタンダード」となっている。

これほど国際競争力があるのはなぜなのか。

その強さの秘密に、企業が生産・開発現場で総合的な実力を競いあう「能力構築競争」という観点から迫り、長期不況下にあって自信喪失に陥っている日本企業の再生に向け、明確な指針を提示する。

目次

序章 もの造り現場からの産業論
第1章 自動車産業における競争の本質
第2章 能力構築競争とは何か
第3章 なぜ自動車では強かったのか
第4章 もの造り組織能力の解剖学
第5章 能力構築の軌跡―二十世紀後半の自動車産業
第6章 創発的な能力構築の論理
第7章 紛争―脇役としての貿易摩擦
第8章 協調―競争を補完する提携ネットワーク
第9章 欧米の追い上げと日本の軌道修正
第10章 能力構築競争は続く

書籍情報

能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書 新書 – 2003/6/24

藤本 隆宏 (著)
新書: 406ページ
出版社: 中央公論新社 (2003/6/24)
ISBN-10: 4121017005
ISBN-13: 978-4121017000
発売日: 2003/6/24

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤本/隆宏
1955年(昭和30年)、東京都に生まれる。東京大学経済学部卒業。三菱総合研究所を経て、ハーバード大学ビジネススクール博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学大学院経済学研究科教授、ハーバード大学ビジネススクール上級研究員、経済産業研究所ファカルティフェロー。専攻、技術管理論・生産管理論・経営管理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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さいごに

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