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国防政策が生んだ沖縄基地マフィア 平井 康嗣/野中 大樹【著】 七つ森書館

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国防政策が生んだ沖縄基地マフィア

平井 康嗣/野中 大樹【著】
七つ森書館(2015/06発売)
国防政策が生んだ沖縄基地マフィア
国防政策が生んだ沖縄基地マフィア | 康嗣, 平井, 大樹, 野中 |本 | 通販 | Amazon

サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
商品コード 9784822815332

出版社内容情報

なせ安倍首相は新基地建設を進めようとするのか。その裏で蠢く「基地マフィア」の実態を、『週刊金曜日』編集長と若き記者が暴く。

自民党中央政府辺野古での基地建設を諦めていない。とすれば名護ではその受け皿になる集団が今後も必要になるということである。……カネと権力という普遍的な動機でいまも動く基地マフィアの動向を注視し続けなければならない。(はじめに「なぜ基地マフィアを追うのか」より)

はじめに なぜ基地マフィアを追うのか──平井康嗣
第1章 名護市の基地マフィア 2008年
第2章 基地マフィアと名護市長選 2013年?2014年
第3章 新基地建設に揺さぶられ、膨らむ基地利権 2014年
第4章 変わる沖縄の政財界と流動化する民意 2014年11月
第5章 脱「基地経済」への道程 2015年4月
おわりに──野中大樹

【著者紹介】
平井 康嗣
週刊金曜日』編集長

目次

序章 足下の小さな事実
第1章 名護市の基地マフィア―2008年(米軍再編マネーに群がる基地マフィアたち;守屋武昌更迭を切望した名護市;少女暴行事件を無視した名護市議会自民党系議員たち;沖縄防衛「族」議員;1年間で学生の7割が逃げた“振興費”学校)
第2章 基地マフィアと名護市長選―2013年~2014年(大混乱の名護市長選候補者選び;基地マフィアたちのもくろみと、大誤算;「たった4、5人でものごとを決めてはダメですよ」―比嘉鉄也・元名護市長インタビュー;首相官邸自民党、『産経新聞』、東京からのおぞましい「一本化」圧力;名護市で「推進」を叫ぶ正式候補が誕生;問われた沖縄北部振興事業の実態)
第3章 新基地建設に揺さぶられるまち―2014年夏(基地マフィアに殺された元銀行員;地方権力者と対峙する名護;膨らむ基地利権と漁協組合長の暴走;名護市を闊歩した利権屋の正体は元大手商社マン)
第4章 変わる沖縄の政財界と沖縄県知事選―2014年秋(沖縄、民意変化の胎動;「イデオロギーではなくアイデンティティが問われている」―平良朝敬かりゆしグループCEOに聞く)
第5章 脱「基地経済」への道程―2015年4月(「沖縄はカネの奴隷にはならない」―金秀グループ呉屋守将会長インタビュー;「財政依存、公共事業依存体質から沖縄は脱却する」―照正組社長、照屋義実インタビュー;沖縄振興策は見せかけの看板―琉球大学・島袋純教授インタビュー;ナショナリズムアイデンティティのはざまで―作家・目取真俊氏インタビュー)

著者等紹介

平井康嗣[ヒライヤスシ]
1969年千葉県生まれ。1997年株式会社金曜日入社、『週刊金曜日』編集部配属。2010年より『週刊金曜日』編集長

野中大樹[ノナカダイキ]
1982年熊本県生まれ。2010年株式会社金曜日入社、『週刊金曜日』編集部配属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

2015年流行(出来事)/年代流行


北陸新幹線開業、東京-金沢間が2時間半に
■スマートウォッチ”Apple Watch”発売
イスラム国が日本人2人を拘束、殺害映像を公開
横綱白鵬が史上最多優勝
大阪都構想を問う住民投票で反対多数
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■第153回芥川賞をお笑い芸人の又吉直樹が受賞
■新国立競技場の建設計画をゼロベースで見直す事を表明
Windows 10の無料アップグレードの提供を開始
■佐野氏の東京五輪エンブレムの使用を中止
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■6年ぶりの「シルバーウィーク」到来
マイナンバー制度がスタート
■世界体操、日本男子が37年ぶり金
■国産初のジェット旅客機、初飛行成功

関連書

大分断 教育がもたらす新たな階級化社会(世界の知性シリーズ) (PHP新書) 新書 – 2020/7/15

エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)
Amazonカスタマーレビュー

【欧州最大の知性が日本読者のために語り下ろした待望の最新刊】
これまで、ソ連崩壊からトランプ大統領の誕生まで数多くの「予言」を的中させてきたエマニュエル・トッド
著者は本書で「現代における教育はもはや、社会的階級を再生産し、格差を拡大させるものになってしまった」と断言する。
かつては平等の象徴であった教育だが、今や高等教育の階層化がエリートと大衆の分断・対立を招き、民主主義の機能不全とポピュリズムを生んでいる。
本書では、教育格差を軸として、先進各国で起きている分断の本質を家族構造が能力主義・民主主義に及ぼす影響や地政学的要素を鑑みながら、鮮やかに読み解いていく。
日本の未来、そして変質する世界の行方は。
欧州最大の知性が日本の読者のために語り下ろした、これからの世界情勢を知るために必読の1冊。

※本書は累計46万部突破「世界の知性」シリーズ中の1作です。


◆目次より抜粋◆

【第1章教育が格差をもたらした】
・教育が社会を階級化し、分断を進めている
マルクスの階級社会の再来か
・混迷するエリート層
ほか

【第2章「能力主義」という矛盾】
識字率の上昇がもたらした歴史のうねり
・世界的に学力が低下している?
能力主義が階級の再生産をもたらす
ほか

【第3章教育の階層化と民主主義の崩壊】
・「集団エリート」という新たな現象
・社会的分断と家族構造は関係している
・日本型民主主義は教育格差を広げない
ほか

【第4章日本の課題と教育格差】
・日本における「能力主義
・なぜ日本ではポピュリズムが力を持たないか
グローバル化は日本を縮小させる
ほか

【第5章グローバリゼーションの未来】
・教育の階層化と自由貿易の関係
・疲弊した大衆は保護主義を支持した
・グローバリゼーションは終わるが"世界化“は終わらない
ほか

【第6章ポスト民主主義に突入したヨーロッパ】
ブレグジットの未来、欧州崩壊の予兆
・ドイツが築き上げた「ドイツ帝国」という経済システム
・フランス社会の階級化がもたらした反移民・テロ問題
ほか

【第7章アメリカ社会の変質と冷戦後の世界】
・文化的ゲットーの出現
自由貿易の弊害がアメリカ人の気質を変えた
パンデミックが露わにした民主主義の危機
ほか

出版社より
日本の未来、そして変質する世界の行方は・・

さいごに

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