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インパール 高木 俊朗【著】 文藝春秋

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文春文庫 インパール 高木 俊朗【著】 文藝春秋(2018/07発売)

インパール (文春文庫)
インパール (文春文庫) | 高木 俊朗 | ノンフィクション | Kindleストア | Amazon

サイズ 文庫判/ページ数 470p/高さ 16cm
商品コード 9784167911133

本の写真

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出版社内容情報

酸鼻をきわめたインパール作戦の実相。本書が、敗戦後、部下に責任転嫁し、事実を歪曲した軍司令官・牟田口廉也批判の口火を切った。太平洋戦争で最も無謀だったといわれるインパール作戦

昭和19年3月、ビルマから英軍の拠点があったインド北東部・インパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。



インパールの悲劇」は?日本の東条?とビルマの?小東条?牟田口廉也の握手から始まった――史実に基づいた考証と冷静な筆致と気迫で、涙と憤りなしでは読めない、第一級の戦記文学を復刊!



「何しろわしは、支那事変の導火線になったあの盧溝橋の一発当時、連隊長をしていたんでね。支那事変最初の指揮官だったわしには、大東亜戦争の最後の指揮官でなければばらん責任がある。やるよ、今度のインパールは五十日で陥してみせる」

功名心に気負いたつ軍司令官・牟田口中将の下、いたずらに死んでいった人間の無念。

敗戦後は部下に責任転嫁し、事実の歪曲を押し通した軍人を許すまじ!



本書はその実相を書き、牟田口廉也批判の口火を切った『イムパール』に、著者自ら大幅な改訂を加えた文庫決定版。

高木 俊朗[タカギ トシロウ]
著・文・その他

あらすじ・内容説明

およそ三万人が命を落としたインパール作戦は、どれほど無謀で無残な戦いだったのか。功名心に気負いたつ軍司令官・牟田口廉也中将の下、いたずらに犠牲となった人間の無念。敗戦後は部下に責任転嫁し、事実を歪曲した軍人を許すまじ―史実に基づいた考証と静かなる気迫で、涙と憤りなしでは読み進めぬ、戦記文学の名著。

目次

戦いの日の回想―序にかえて
インド征服の夢
先手後手
インパール見ゆ
狂奔
雨季
ビシェンプール攻撃
壊滅
死の道
肉体の限界
次期作戦準備中
戦記の中の真実―あとがきにかえて

著者等紹介

高木俊朗[タカギトシロウ]
1908(明治41)~98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無謀なインパール作戦の悲惨な戦闘を描いた最初の単行本『イムパール』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この本が出版された年の出来事・流行・世相

2018年流行(出来事)/年代流行


■平昌五輪で日本は冬季五輪過去最高のメダル13個を獲得
大谷翔平メジャーリーグで二刀流の活躍
TOKIO山口メンバー書類送検、契約解除へ
FCバルセロナイニエスタが年俸32億円でJリーグ移籍
■昭和の大スター西城秀樹さん死去
■是枝監督「万引き家族」がカンヌ最高賞に輝く
■サッカーW杯で日本が決勝T進出
オウム真理教松本死刑囚らに死刑執行
高校野球金足農業秋田県勢103年ぶりとなる決勝進出
■予算300万円のB級映画カメラを止めるな!」が大流行
DA PUMP「U.S.A.」が大流行
■テニスの大坂なおみ全米オープン女子シングルス優勝
■9月16日の沖縄ライブをもって安室奈美恵が引退
■ゾゾタウン前澤氏が世界初の月旅行へ
築地市場が83年の歴史に幕を閉じ豊洲市場へ移転した

抗命 インパール2 (文春文庫) 文庫 – 2019/8/6

高木 俊朗 (著)
Amazonカスタマーレビュー

インパール」第2弾。
師団長は、軍司令官の無謀な命令を拒否した。
――さもないと、将兵をむだに全滅させることになる

昭和19年牟田口廉也中将が主導したインパール作戦において、烈31師団長佐藤幸徳中将は、将兵の生命こそ至上であるとして、補給なき最前線、コヒマから独断で撤退し、師団長を解任される。戦後著された2人の回顧録と、豪雨と飢餓の悲惨な情況に陥った将兵たちの証言を通し、軍上層部の迷走と無責任を厳しく追及した、執念の戦記文学。

現場を知らぬ上層部の無謀な命令が悲惨な結果を生む。令和のいまにも深い教訓に満ちた一冊。

目次
秘史の録音
牟田口文書
インド進攻
撤退の決意
ラカン越え
コヒマ戦線
独断命令
豪雨と餓えと
暗夜の対決
師団長解任
精神異常者
戦いの跡
人間の責任―あとがきにかえて―
異常・無謀な作戦―文庫版あとがき―

戦慄の記録 インパール 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/28

NHKスペシャル取材班 (著)
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大反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化
川幅600メートルの大河と2000メートル級の山々を越え、インドのイギリス軍の拠点インパール攻略を目指した日本軍。3万人もの死者を出した作戦は、どのように立案・遂行されたのか。残された牟田口廉也司令官の肉声テープ、司令部の状況を詳細に記録した元少尉の日誌、地獄を生き延びた兵士たちの証言などを通じて、太平洋戦争で最も無謀といわれる作戦の全貌に迫る。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫 と 18-1) 文庫 – 1991/8/1

戸部 良一 (著), 寺本 義也 (著), 鎌田 伸一 (著), 杉之尾 孝生 (著), & 2 その他
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日本的組織論・戦略論の名著。大東亜戦争での諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、これを現代の組織一般にとっての教訓とした戦史の初めての社会科学的分析

出版社より

さいごに

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