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お前はただの現在にすぎない―テレビになにが可能か 萩元 晴彦/村木 良彦/今野 勉【著】 朝日新聞出版

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朝日文庫 お前はただの現在にすぎない―テレビになにが可能か 萩元 晴彦/村木 良彦/今野 勉【著】 朝日新聞出版(2008/10発売)

お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か (朝日文庫)
お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か (朝日文庫) | 萩元 晴彦, 村木 良彦, 今野 勉 |本 | 通販 | Amazon

サイズ 文庫判/ページ数 514p/高さ 15cm
商品コード 9784022615978

本の写真

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あらすじ・内容説明

1960年代後半、番組内容や報道の取材方法を巡って「TBS闘争」が起こった。本書は、闘争のさなかで三人のテレビマンが「テレビになにが可能か」を繰り返し自らに、会社に、社会に問い続けた記録である。テレビの本質をもっとも深く問うた本として、復刊が待ち望まれてきた名著。

目次

序章
1章 お前をチラと見たのが不幸の始まり(太宰治)―3・10成田事件をめぐるドキュメント
2章 倒錯の森の中で…(サリンジャー)―4・24中断されたティーチ・イン
3章 八月はいじわるな月(エドナ・オブライエン)―フランス・日大芸術学部チェコにおける言葉の解放のドキュメント
4章 九月のクロニクル(ポール・ニザン)―10・21新宿、12・24アポロ8号、1・19東大と続くTV中継の陰のクロニクル
5章 テレビはジャズである

著者等紹介

萩元晴彦[ハギモトハルヒコ]
1930年生まれ。早稲田大学露文科卒。70年、村木・今野とともにTBS退社、「テレビマンユニオン」を設立して社長に就任。「テレビジョンの方法論を軸にして、あらゆるメディアに挑戦する」生涯を歩む。01年9月死去

村木良彦[ムラキヨシヒコ]
1935年生まれ。東京大学美学科卒。テレビマンユニオン経営の傍ら、「地方の時代映像祭」をプロデュース。全日本テレビ番組制作社連盟(ATP)や、放送人グランプリ(放送人の会)創設など、テレビの可能性を追い続ける。08年1月死去

今野勉[コンノツトム]
1936年生まれ。東北大学社会学科卒。テレビマンユニオンで「欧州から愛をこめて」「こころの王国・金子みすゞの世界」などドキュメンタリー・ドラマで「テレビ的方法」を開拓する。同社取締役副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

2008年(平成20年)出来事

北京オリンピック開幕(金9 銀6 銅10)
■タクシーの全面禁煙化が始まる
東京地下鉄副都心線 池袋駅 - 渋谷駅開業
小林誠益川敏英南部陽一郎の3名がノーベル物理学賞受賞
阪急西宮ガーデンズが開業
岐阜県に、国内最大級となるダム(徳山ダム)が完成
■複合施設赤坂サカスがグランドオープン。

2008年(平成20年)芸能ニュース

川田亜子アナウンサーが路上で練炭自殺
安室奈美恵が10代、20代、30代と続けてミリオン達成
小室哲哉が5億円詐欺事件で逮捕
飯島愛が自宅で急死

2008年(平成20年)流行ファッション・髪型

■サングラス代わりに「だて眼鏡」ブーム
■ふわモコファッション
■機能性タイツ&ストッキング
ロンパース&サロペット
■フリルがブレイク
■ショートボトム人気
■大ぶりアクセがトレンド
■パッツン前髪がブーム

2008年(平成20年)新商品・ヒット商品

■BD(ブルーレイ・ディスク)レコーダー(ソニー
iPhone 3G(アップル)
デジタルフォトフレーム
フリクションボール(パイロット)

2008年(平成20年)新食品・ヒット食品

■ファンタ ふるふるシェイカー(コカコーラ)
■スープdeおこげ(ハウス食品
■プレミアムローストコーヒー

2008年(平成20年)流行語

■アラフォー (天海祐希主演の金ドラ『Around40』から広まったことばで40歳前後のこと)
■グ~! (お笑い芸人エド・はるみのギャグ)
ゲリラ豪雨 (いきなり局所的に発生する集中豪雨)
あなたとは違うんです (突然の辞任劇となった福田康夫首相が言ったセリフ)
■なんも言えねぇ (北京五輪男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得した北島康介選手がプールから上がって述べた感想)

2008年(平成20年)ベストセラー

ハリー・ポッターと死の秘宝(J・Kローリング)
■夢をかなえるゾウ(水野敬也
■B型自分の説明書(Jamais)
■O型自分の説明書(Jamais)
■A型自分の説明書(Jamais)
ホームレス中学生(田村裕)
■女性の品格 装いから生き方まで(坂東眞理子
■親の品格(坂東眞理子
■AB型自分の説明書(Jamais)
■脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」(茂木健一郎

関連書

ラジオの戦争責任 (法蔵館文庫) 文庫 – 2022/7/8
坂本 慎一 (著)
Amazonカスタマーレビュー

なぜあの戦争は起こったのか。なぜ「終戦記念日」は八月十五日なのか。そこには、当時最強のマスメディア・ラジオの存在があった―。

放送を軌道に乗せるために始まった初期の仏教講話の時代から「玉音放送」に至るラジオの歴史を五人の人物伝によってひもとき、日本が戦争を拡大させていった経緯と、またたく間に終戦を受け入れた背景に見え隠れする「日本特有の事情」を描き出す。

これまでの昭和史研究の〝盲点〟を突いた好著。

※本書の原本は、2008年にPHP研究所より刊行されました。

【目次】
まえがき
序 章 最強のマスメディア・日本のラジオ
第一章 「超絶」の演説家 高嶋米峰
第二章 時代の寵児 友松圓諦
第三章 熱意の商人 松下幸之助
第四章 希代のラジオ扇動家 松岡洋右
第五章 玉音放送の仕掛け人 下村宏
終 章 昭和初期ラジオの功と罪
あとがき
主な参考文献
法蔵館文庫版・解説

さよならテレビ: ドキュメンタリーを撮るということ (976;976) (平凡社新書 976) 新書 – 2021/6/17

阿武野 勝彦 (著)
Amazonカスタマーレビュー

世の中には理解不能な現実だってある。得体の知れないはるか外へ──。

『さよならテレビ』をはじめ、『人生フルーツ』『ヤクザと憲法』『ホームレス理事長』『神宮希林』など話題作を世に送り出してきたテレビ界の異才が「未来の表現者」へおくる体験的ドキュメンタリー論。

視聴率、収入と支出、競合他社とのシェア争いといった数字に揺さぶられながら、多メディア化によってさらに進むテレビの地盤沈下、砂漠化。そんな悪戦苦闘のなかで辿り着いたテレビ発のドキュメンタリー全国上映への道。
かつて、お茶の間の人気者だったテレビはなぜつまらなくなったのか。表現におけるタブーとは、カメラを向ける対象との距離をいかにとるか、ドキュメンタリーにおける演出とは……。全メディア人必読の書。

〈魅力ある番組が作れなければ、地上波テレビは終焉する。必要なのは、作れる人材を、作る部署に最大動員して、「やっぱりテレビだ」と思い知らせることだ。どこのチャンネルでもやっている井戸端会議のようなワイドショーやバラエティで各局が消耗戦をしていては、テレビの未来はない。
子どものような気持ちで挑戦し、迷い、苦しみ、もがき、そして腹が捩じ切れるほど必死になって番組制作に熱量を込め続けるしかない。「テレビの神様」は、そういう作り手たちの前に現れるのではないか。「テレビの神様」は、組織の前に現れるのではなく、作り手それぞれの前に現れる。テレビマンの多くが、「テレビの神様」を信じるようになった時、「やっぱり、テレビは面白い」、人々はそう思うのかもしれない〉(エピローグより)

《目次》
プロローグ
第1章 テレビマンとは何者か
第2章 大事なのは、誰と仕事をするか
第3章 表現とタブー
第4章 放送は常に未完である
第5章 世の中には理解不能な現実がある
第6章 ドキュメンタリーを、誰が求めているのか
第7章 「ダメモト」が表現世界を開く──〈司法シリーズ〉のこと
第8章 「ドキュメンタリー・ドラマ」とは何か
第9章 あの時から、ドキュメンタリーは閉塞した世界だった
第10章 題材は探すのではなく、出会うもの
第11章 組織の中の職人は茨の道
第12章 「わかりやすさ」という病
第13章 樹木希林ふたたび
エピローグ

出版社より
https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-media-library-service-media/0068a2f5-4e2f-49e9-acb1-7ed6ecf7b137.__CR0,0,970,600_PT0_SX970_V1___.jpg

テレビジョンは状況である――劇的テレビマンユニオン史 単行本 – 2013/9/28

重延 浩 (著)
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日本初の独立テレビプロダクション・テレビマンユニオンのディレクター、プロデューサー、経営者として、斬新な番組を次々と制作してテレビ表現の可能性を切り拓き、今なお創造活動を続ける著者が、自らの体験を踏まえてテレビ史を解読。ネット時代にテレビの衰退が叫ばれる中、新次元のテレビ論を語る。テレビマンユニオンというユニークな組織がどのように時代状況に対応し、難題を乗り越えてきたのか、その経営哲学もあわせて語る。

さいごに

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