鯨の書斎 転がる本のように

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オホーツク諜報船 西木正明 角川書店

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角川文庫 オホーツク諜報船 西木正明 角川書店(1985/10発売)

オホーツク諜報船 (角川文庫 (6121))
オホーツク諜報船 (角川文庫 (6121)) | 西木 正明 |本 | 通販 | Amazon


サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
商品コード 9784041628010

本の写真

おもてのカバー面です。

うらのカバー面です。

うらのカバー下面です。

おもてのカバーの下面です。

背面になります、書棚にてお探しになられる時など、お役立てください。梱包、発送などの厚みの目安に。

ページ内に挟まれている当時の栞。

ページ内に挟まれている当時のチラシ。

本の写真2

おもてのカバー面です。

おもてのカバーの下面です。

あらすじ・内容

〈レポ船〉の真実を明らかにした衝撃のノンフィクション

レポ船
――それはソ連国境警備隊に日本の情報を流し、見返りに豊富な漁獲を黙認してもらう漁船のことである。つまり極端にいえば、スパイ行為によって金を得る売国奴なのだ。日本の公安の執拗な探索を巧みにかわし、レポ活動に走る船は絶えない。なぜ危険を冒し、彼らはオホーツクの海へ乗り出して行くのか? それには、止むを得ない事情がある。専管水域があるため、彼らは常に不漁に悩み、無理をすればソ連警備艇に拿捕されて何年も抑留されることになる。切羽つまった彼らには、売国行為に逡巡している余裕などないのだ。現実に、レポ活動で莫大な富を築き、“帝王”の異名で呼ばれているものさえいる。うまくやれば儲る。彼らは、第2、第3の帝王を目ざして、危険を顧みずレポに走る。これはその中の1隻、第十二北斗丸の波乱に満ちた活動の顛末を描いた物語である。綿密な取材でレポ船の実態に迫る、衝撃のノンフィクション・ノベル!

レビュー

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この本が出版された年の出来事・流行・世相

1985年(昭和60年)出来事

■国際科学技術博覧会「科学万博-つくば '85」開催
男女雇用機会均等法が成立
日本航空123便墜落事故(世界最大の航空機事故)
■日本の総人口、約1億2100万人に
電電公社日本専売公社が民営化
両国国技館が完成
■初の日本人宇宙飛行士誕生(土井隆雄、内藤千秋、毛利衛
■NTTが「ショルダーフォン」を発売
任天堂ファミコン」ブーム
阪神、21年ぶりセ・リーグ優勝
青函トンネル本坑が貫通
関越自動車道が全線開通
大鳴門橋が開通
■日本初のエイズ患者を認定
■首都圏でオレンジカードの利用販売開始
松田聖子神田正輝が結婚
夏目雅子急性骨髄性白血病により死去
都ホテル大阪と近鉄劇場がオープン

1985年(昭和60年)流行ファッション・髪型

■メンズDC爆発的人気
■ジャケット丈の2極化
アメリカンスリーブ
■シャネル人気
■ニューキモノ・ブーム
■バルーンスカート
■コンサバティブ(保守的なスタイル)復活
■眉を太く描くメイクが流行
■リュック大流行
■伝統的なペイズリー柄が復活

1985年(昭和60年)新商品・ヒット商品

■ショルダーホン(NTT)
■ビデオレコーダ ハンディカム(ソニー
ワープロ ルポ(東芝
■パソコンワープロソフト 一太郎ジャストシステム
■文具セット チーム・デミニ(プラス)
■1眼レフカメラ ミノルタα-7000(ミノルタカメラ)
■ギャツビー(マンダム)
スーパーマリオブラザーズ任天堂
シルバニアファミリーエポック社

1985年(昭和60年)新食品・ヒット食品

ビックリマンチョコ(ロッテ)
■いちご大福(玉屋)
■のど飴(ロッテ)

1985年(昭和60年)流行語

■うざったい (「うっとうしい、うるさくてわずらわしい」などの意味)
■金妻 (テレビドラマ「金曜日の妻たち」から「不倫」を表わす言葉)
■実年(人生で一番充実する年代)
■新人類 (1960年以降に生まれた若者)
■ダッチロール (日航ジャンボ機墜落から8の字をえがいて飛行するという航空用語)
■ダブルポケット (共稼ぎ世帯のこと)
■投げたらあかん (公共広告機構の青少年非行防止キャンペーンのCMコピー)
■「フォーカスされる」「FFされる」  (スキャンダル写真を撮られること)
■やらせ (テレビ朝日アフタヌーンショー」で放送したうその情報をマスコミが「やらせ」事件と報道した)

1985年(昭和60年)ベストセラー

■女の器量はことばしだい(広瀬久美子
豊臣秀吉 上・下(境屋太一)
アイアコッカ わが闘魂の経営(アイアコッカ
真田太平記 1~18(池波正太郎
首都消失 上・下(小松左京
■演歌の虫(山口洋子
■洋子へ(長門裕之
■元禄御畳奉行の日記(神坂次郎)
■芸能界本日モ反省ノ色なし(ダン池田
■ぜーんぶおニャン子ネッ

関連書

狙われた島 数奇な運命に弄ばれた19の島 単行本(ソフトカバー) – 2018/1/23

カベルナリア吉田 (著)
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島をじっくり歩けば、日本の裏と側面が見えてくる

このたび世界遺産に登録された潜伏キリシタンの島、久賀島生月島を本書第9章にて取り上げております! !

人間魚雷、自殺の名所、産廃ハンセン病、金山、隠れキリシタン、領土問題、毒ガス、津波、炭鉱…日本の多くの島々が、数奇な歴史と運命に翻弄された。
その背景には必ず、国家を、民衆を、他人を自分の思い通りに操りたいと思う「力ある者」の身勝手な思惑があった。彼らの傲慢な思いは、辺境である「島」に、しばしば形になって現れる……。

出版社より
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母 (角川文庫) 文庫 – 1996/6/21

三浦 綾子 (著)
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「わだしは小説を書くことが、あんなにおっかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて…」明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に立つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説『蟹工船』が大きな評判になってからだ。大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描き切った、感動の長編小説。三浦文学の集大成。

甦るロシア帝国 (文春文庫) 文庫 – 2012/2/10

佐藤 優 (著)
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外交官としてソ連崩壊を目の当たりにした筆者は、新生ロシアのモスクワ大学で神学を講義し、若者たちに空恐ろしさを感じる―「ロシアはいずれ甦り、怪物のような帝国になる」。プーチン大統領の出現でその恐れは現実化した!今後のロシア帝国主義政策を理解するために必須の、ロシア知識人たちの実像を描き出す。

さいごに

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