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日本三文オペラ (改版) 開高 健【著】 新潮社

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新潮文庫 日本三文オペラ (改版) 開高 健【著】 新潮社(2011/03発売)

日本三文オペラ (新潮文庫)
日本三文オペラ (新潮文庫) | 健, 開高 |本 | 通販 | Amazon

サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
商品コード 9784101128023

本の写真

おもてのカバー面です。

うらのカバー面です。

うらのカバー下面です。

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背面になります、書棚にてお探しになられる時など、お役立てください。梱包、発送などの厚みの目安に。

あらすじ・内容説明

大阪の旧陸軍工廠の広大な敷地にころがっている大砲、戦車、起重機、鉄骨などの残骸。この莫大な鉄材に目をつけた泥棒集団“アパッチ族”はさっそく緻密な作戦計画をたて、一糸乱れぬ組織力を動員、警察陣を尻目に、目ざす獲物に突進する。一見徒労なエネルギーの発散のなかに宿命的な人間存在の悲しい性を発見し、ギラギラと脂ぎった描写のなかに哀愁をただよわせた快作。

著者等紹介

開高健[カイコウタケシ]
1930‐1989。大阪市生れ。大阪市立大卒。1958(昭和33)年、「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、「日本三文オペラ」「流亡記」など、次々に話題作を発表。’60年代になってからは、しばしばヴェトナムの戦場に赴く。その経験は「輝ける闇」「夏の闇」などに色濃く影を落としている。’78年、「玉、砕ける」で川端康成賞、’81年、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’86年、自伝的長編「耳の物語」で日本文学大賞を受けるなど、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

1959年(昭和34年)出来事

NHK教育テレビフジテレビジョンの放送が始まる
昭和基地に置き去りにしたタロとジロの生存確認
■「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」の同時創刊
メートル法実施
伊勢湾台風(死者5041人、被害家屋57万戸)
■第1回日本レコード大賞水原弘の「黒い花びら」)
児島明子ミス・ユニバースに選ばれる
■皇太子結婚、パレードをテレビ中継
■西部劇ブーム
■緑のおばさん登場(日給は350円)
■個人タクシーが登場
■日本初のコンテナ専用列車「たから号」運転開始

1959年(昭和34年)流行したファッション・髪型

■カミナリ族
■細身シルエット流行
■スキーブーム
トランジスタ・グラマー人気
■Vネックの流行
■ササールコート流行
■ばら等の花柄流行
■チェック柄流行
■シームレスストッキング流行

1959年(昭和34年)新商品・ヒット商品

■乗用車 ブルーバード(日産自動車
■玩具 スカイピンポン(トミー)
■バンドエイド (コーンズ・エンド・カンパニー・リミテッド)
■ベビーパウダ (コーンズ・エンド・カンパニー・リミテッド)
■文房具 シャープナイフ (日本転写紙)
■男性化粧品 フォアメン (資生堂

1959年(昭和34年)新食品・ヒット食品

■種なしスイカ
カゴメトマトジュース (愛知トマト)
テトラパック牛乳 (協同乳業
■明治コーヒードリンクス (明治製菓
■缶詰ビール (日本麦酒
■マルタイの即席ラーメン (マルタイ)
■ライスチョコレート (東京産業
■ベビーラーメン (松田食品)

1959年(昭和34年)流行語

■カミナリ族 (爆音をひびかせてオートバイを飛ばす若者たち)
■がめつい (強欲で抜け目がない)
■サッチョン族 (札幌に単身赴任すること)
■3S(スリーエス) (女性のあこがれの職業をさす、スチュワーデス、スター、セクレタリー(秘書))
■タフガイ (日活がつくった石原裕次郎のイメージ)
■ファニーフェース (美人というわけではなく、個性的で雰囲気のある魅力あふれる顔をいう)
■ヨワい (困った時や言い逃れる時などに使われた)

1959年(昭和34年)ベストセラー

にあんちゃん 十歳の少女の日記(安本末子)
■論文の書き方(清水幾太郎
■不道徳教育講座(三島由紀夫
ドクトル・ジバゴ 1
■日本唱歌
■告白的女性論(北原武夫)
■日本の歴史 2
インカ帝国
■日本文学全集
■催眠術入門(藤本正雄)

関連書

ナニワ金融道(11) (SPA!コミックス) (SPA COMICS) コミック – 2011/7/29

青木雄二プロダクション (著)
Amazonカスタマーレビュー

激動の戦後大阪が物語の舞台!
帝国金融社長・金畑金三の原点とは?

「大阪の街には銭が埋もれていたんや……」
父親の失踪、朝鮮人集落との邂逅、そしてカネの臭い。灰原と朱美の結婚式の帰路、大阪城公園を訪れた帝国金融・金畑社長の胸に去来するのは、
野心とハングリー精神に満ちた若かりし日の記憶だった。
金三16歳。父親の失踪後、病弱な母と幼い妹を養うため、昼夜ぶっ通しで働き続ける金三は、
差別に喘ぎながらも銭稼ぎに没頭する在日朝鮮人グループとの交流を通して、カネと人生の哲学を萌芽させていく。

ナニワ金融道 12 (SPA COMICS) コミック – 2011/11/11

青木雄二プロダクション (著)
Amazonカスタマーレビュー

アパッチ壊滅、不良親父の帰還……
昭和大阪を舞台に銭を巡る人間模様が交錯!

帝国金融社長・金畑金三の原点を探る戦後回顧録の第二弾。
貧窮の金三が身を寄せたのは在日朝鮮人グループが主体となった鉄の盗掘集団・アパッチ。
しかし、同胞の裏切り者・横山千吉の謀略による警察の介入で壊滅状態に陥ってしまう。
時は昭和四十年代――北朝鮮への帰国支援事業が活発になっていた当時、アパッチの精神的支柱だった徳山も北朝鮮への帰参を決意。
残された金三、そして盟友の朴正男は、組織の裏切り者だった横山千吉の下で、新たな“銭の道”を歩むこととなる。

ナニワ金融道 13(銭道群像編) (SPA COMICS) コミック – 2012/3/3

青木雄二プロダクション (著)
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銭を信じても人は信じるな!
横山千吉の死に金三は何を思う?

「難波の乗っ取り屋」とも噂される、ナニワの総会屋・尾佐野と対立する横山千吉は、
尾佐野のバックにいるヤクザ組織の組員となった、アパッチの同胞だった永中に刺され、その傷が元で事故死する。
横山の死で独立を余儀なくされた金三と正男だったが、すでに尾佐野の手が回り、横山が遺した会社の権利関係はすべて失ってしまう。
「敵の手に渡る前にすべての鉄を掘り起こせ」の号令の下、数百人の左翼学生たちを総動員し、3日限りのアパッチ復活にすべてを賭ける。
世間の荒波の中、経営者として奮闘し成長していく金三と正男。盟友だった二人の間に亀裂が走るとは、この時には誰も想像できなかった。

ナニワ金融道 14 (SPA COMICS) コミック – 2012/6/20

青木雄二プロダクション (著)
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帝国金融社長・金畑金三の原点を探る大阪死闘編、最終章――。
ホテル買収劇の最中、袂を分かったアパッチ族の同胞・永中と再び相まみえる金三と正男。銭に振り回され、自分の居場所を見失いかける3人は、
不器用にぶつかり合いながら、それぞれの“幸せの形"を必死に追い求める。その先に、悲劇が待っているとも知らずに……。

さいごに

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