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慟哭の谷―北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 木村 盛武【著】 文藝春秋

慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫) 文庫 – 2015/4/10

木村 盛武 (著)
慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫)

サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 16cm
商品コード 9784167905347


出版社内容情報

大正四年、北海道の開拓地に突如現れた巨大なヒグマが次々と住民たちを襲う。生存者による貴重な証言で綴る戦慄のノンフィクション!

1915年12月、北海道苫前村の開拓地に突如現れた巨大なヒグマは、一軒の民家に押し入り、阿部マユと預かり子の幹雄を惨殺。村人たちは恐怖に震えながらも、ヒグマ退治に乗り出すが、冬眠しそこねて??穴持たず?≠ニなり凶暴化したヒグマは、悪魔のような知恵を働かせて、村人たちを次々と牙にかけていくーー。
死者8名という世界的にみてもヒグマによる食害事件としては類をみない最悪の惨劇となった「三毛別(さんけべつ)事件」の全貌を、生存者たちへの貴重な証言をもとに描き出す戦慄のノンフィクション。文庫化にあたり、著者の『ヒグマそこが知りたい 理解と予防のための10章』より、著者自身のヒグマとの遭遇事件、さらに福岡大学ワンゲル部の日高山系におけるヒグマ襲撃事件、写真家・星野道夫氏の事件など別のヒグマによる食害事件を検証した二章を特別収録!

あらすじ・内容説明

1915年12月、北海道三毛別の開拓地に突如現れた巨大なヒグマは、次々と村人を牙にかけていく―獣害史上最悪となる8名の死者を出した「三毛別事件」の真相とは?生存者の貴重な証言をもとに元林務官の著者が執念で綴った戦慄のノンフィクション!著者自身のヒグマ遭遇体験なども収録した特別編集版。

目次

第1部 慟哭の苫前三毛別事件(惨劇の幕明け;通夜の亡霊;大討伐隊;魔獣の最期;史上最悪の惨劇を検証する)
第2部 ヒグマとの遭遇(北千島の人食いヒグマ事件と私;ヒグマとの対峙;ヒグマが人を襲うとき)

著者等紹介

木村盛武[キムラモリタケ]
1920年札幌生まれ。1939年小樽水産学校卒業、1941年北海道庁林務講習修了、林務官となり道内2営林局、7営林署4担当区に勤務。苫前村の担当となった際に、三毛別事件の取材を始める。1980年退官。野生動物研究のかたわら、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

羆嵐 (新潮文庫) 文庫 – 1982/11/29

吉村 昭 (著)
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「クマだ」、男の口から、低い声がもれた……。
村を阿鼻叫喚のどん底に陥れた凶暴な肉食獣!
実際の事件を基に、その恐怖を再現する。

北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現! 
日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音……。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。

本文より
渡道して以来かれらは、多くの先住者たちから羆(ひぐま)が内地の熊とは異った野生動物であることを知らされていた。内地の熊が最大のものでも三十貫(一一〇キロ余)程度であるのに、羆は百貫を越えるものすらある。また内地の熊が木の実などの植物を常食としているのとは異って、羆は肉食獣でもある。その力はきわめて強大で、牛馬の頸骨を一撃でたたき折り内臓、骨まで食べつくす。むろん人間も、羆にとっては恰好の餌にすぎないという。

吉村昭(1927-2006)
東京・日暮里生れ。学習院大学中退。1966(昭和41)年『星への旅』で太宰治賞を受賞。同年発表の『戦艦武蔵』で記録文学に新境地を拓き、同作品や『関東大震災』などにより、1973年菊池寛賞を受賞。以来、現場、証言、史料を周到に取材し、緻密に構成した多彩な記録文学、歴史文学の長編作品を次々に発表した。主な作品に『ふぉん・しいほるとの娘』(吉川英治文学賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『破獄』(読売文学賞芸術選奨文部大臣賞)、『天狗争乱』(大佛次郎賞)等がある。

羆撃ち (小学館文庫) 文庫 – 2012/2/3

久保 俊治 (著)
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羆ハンターと美しき猟犬の熱い絆の物語

日本で唯一の羆ハンターと美しき猟犬との熱い絆の物語。日経新聞北海道新聞週刊文春NHKほか多数で取り上げられ、大絶賛されたノンフィクションがついに文庫化!「涙でページがめくれない」との声が多数!著者の久保俊治氏は北海道で羆のみを追う日本で唯一のハンター。相棒の北海道犬「フチ」との出会いから、リアリティに充ち満ちた狩猟、アメリカ留学、帰国、そして再びの猟生活を類い希なる表現力で描く。椎名誠氏は「男が野生の風になる瞬間を知った。その研ぎ澄まされた感性に羨望する」とコメントを寄せている。
「フチが私の顔を見る。その目が輝いている。行け、呟くように頷く。藪に走り込み、あっという間に姿が見えなくなった」
「下枝の張った太いエゾマツの下で、雨を避けてビバークする。たき火のかたわらで、飯盒のメシを分け合って食べる。砂糖湯を飲みながら、私の膝に顎をもたせかけているフチの頭を撫でてやる。気持ちよさそうに目を細めるフチの顔をみながら、またとない相棒を得たという思いがフツフツと湧いてくる」(共に本書より)。
北の果ての大地で相棒のフチと羆に立ち向かう孤高のハンターの感動の物語は誰の心をも打つ。

ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い 文庫 – 2021/6/19

西村 武重 (著)
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大正から昭和にかけて猟銃を携え北海道の原野を駆けめぐった、ある狩人の若き日の冒険譚!
狩猟の隠れた名著を未公開写真も収録して文庫で復刊。

100年前の祖父は山野を縦横無尽に駆け巡り、狩猟に釣り、温泉開発、
鉱山発掘などフロンティアマンとしてその時代を生きていた。

100年前の根室原野を駆け巡った祖父の冒険談の楽しさが伝わると幸いです。
(「祖父・西村武重について/西村穣」より)

私の叔父(北海道石狩郡当別村)が狩猟家であったので、私の家(札幌郡篠路村)へ訪れると、
大きなガンやカモ、ウサギなどをおみやげに時々持って来た。私は大人になったら狩人になろうと思った。

私は、明治四十四年より今日に至るまでほとんど一生を、未開の森林渓谷を探して、狩猟と釣りに費やしたようなもので、
最早人生の終着駅にあり気息奄々たる老爺となってしまった。この本にあるものは大正から昭和にかけての若き時代の思い出の昔話である。
(「まえがき」より)

【内容】
◆祖父・西村武重について 西村穣
◆まえがき

◆ヒグマとの戦い その1
風連原野のヒグマ/牧場のギャング/茶内林野のヒグマ/養老牛のヒグマ/ケネカ川の大ヒグマ

◆カクレ原野とガンピ原
キネズミを追って/キツネに化かされたか?/カクレ原野の一夜/アマッポーとヒグマ/ヒグマとの死闘/篠路村の浪さん/ウサギの止め足/
キツネ狩り/再びキツネ狩り/ピヨッペの砂金山

アイヌの狩猟
酋長榛幸太郎/さんけ爺々/老アイヌの昔話

◆ヒグマとの戦い その2
千島エトロフ島のヒグマ/エトロフ島へ/指臼の硫黄山/ヒグマの襲来/硫黄鉱調査/東海岸を探る/再びヒグマが……/
ヒグマを倒す/紗那神社/美しい未亡人/島との別れ

◆尾岱沼と野付岬
野付半島のガン/カワウソと狂女

◆養老牛温泉を中心として
原野移住/養老の滝/ヤマベ釣り/カムイヌプリの猛吹雪

◆あとがき
◆解説 服部文祥

さいごに

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