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家族喰い―尼崎連続変死事件の真相 (新版) 小野 一光【著】 文藝春秋

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新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫) 文庫 – 2017/8/4

小野 一光 (著)
新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫)
新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫) | 一光, 小野 |本 | 通販 | Amazon

サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
商品コード 9784167909161

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出版社内容情報

二十年以上にわたり八人の死者が出た。その中心にいたのは一人の女――。類例ない非道かつ複雑な事件の全貌を白日の下にさらす巨編!

あらすじ・内容説明

まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。

目次

角田美代子と裏稼業
グリコ森永事件との奇妙なつながり
親の愛に飢えた少女
非公然売春地帯への紹介者
最初の家族乗っ取り
警察の怠慢
美代子の暴力装置
被害者と加害者の父
谷本家の悲劇
自由への逃走、追跡後の悲劇
崩れる大人たち
さまようファミリー

著者等紹介

小野一光[オノイッコウ]
1966年生まれ。福岡県北九州市出身。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーライターに。「戦場から風俗まで」をテーマに数々の殺人事件のほか、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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関連書

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫) 文庫 – 2009/1/28

豊田 正義 (著)
Amazonカスタマーレビュー

まさに鬼畜の所業!
監禁虐待による恐怖支配で、家族同士に殺し合いをさせた殺人鬼。

七人もの人間が次々に殺されながら、
一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた──。
明るい人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、
さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。
人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。
渾身の犯罪ノンフィクション。

本文より
その男は「天才殺人鬼」であった。
マンションの一室に男性とその娘を監禁し、多額の金を巻き上げると同時に、
通電や食事・睡眠・排泄制限などの虐待を加えた。やがて家畜のごとく、男性を衰弱死させた。
その後、今度は七人家族を同じ部屋に監禁し、やはり通電やさまざまな制限を加え、
奴隷のごとく扱った。
七人家族とは、その男の内縁の妻、妻の父親、母親、妹夫婦、甥、姪だった。
そして──。
男は、家族同士の殺し合いを命じた。(「まえがき」)

目次
まえがき
第一章 十七歳の少女
第二章 松永太と緒方純子
第三章 一人目
第四章 緒方一家
第五章 二人、三人、四人目
第六章 五人、六人、七人目
第七章 松永太の話
第八章 消される二人
あとがき
控訴審判決と緒方純子からの手紙
解説 岩波明

豊田正義
1966(昭和41)年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨークの日系誌記者を経て、フリーのノンフィクションライターとなる。犯罪事件から家族の問題まで取材対象は幅広く、人物評伝も手がけている。著書に『オーラの素顔 美輪明宏のいきかた』『DV―殴らずにはいられない男たち』『家庭という病巣』『壊れかけていた私から壊れそうなあなたへ』などがある。

連続殺人犯 (文春文庫) 文庫 – 2019/2/8

小野 一光 (著)
Amazonカスタマーレビュー

残酷にもほどがある!
凶悪殺人犯を取材し続けた男が、もっとも戦慄した10人の肉声とは?

新章 筧千佐子(近畿連続青酸死事件)を増補!『殺人犯との対話』を改題。

誰でも一瞬の激情にかられて人を殺してしまう可能性はある。だが何度も、何人も殺害してきた連続殺人犯は、「悪に選り分けられた者たち」ではないか――?
数多の殺人事件を取材してきた著者が、拘置所の面会室で、現場で、ゾクリと震撼させられた10人の連続殺人犯の声を綴る。

「蚊も人も俺にとっては変わりないと」(北村孝紘・4人殺人)
「私の裁判はね、司法の暴走ですよ。魔女裁判です」(松永太・7人監禁殺人)
「ふざけんなっ。おら、フイルム出せって言ってんだろが」(畠山鈴香・2児殺人)
「頭のなかが真っ白になって、逃げ出したかった」(下村早苗・2児虐待死)
「私の『生』そのものがあるべきではなかった」(山地悠紀夫・姉妹強姦殺人)
「血が汚れている」(角田美代子・8人殺人)
「どこでくらしても、女ですもの。女ですもの……」(筧千佐子・4人殺人)

解説・重松清

CASE 1 北村孝紘 【大牟田連続4人殺人事件】
「きさんか?(貴様か?)つまらん記事ば書いとうとは」。面会室で罵倒してきたのは、金目当てで4人を殺した「史上最凶一家」の次男。だが面会を重ねるうち、暴力団一家に育った男は意外な表情を見せ、ある頼み事をしてきた。

CASE 2 松永太 【北九州監禁連続殺人事件】
「先生、私の裁判はね、司法の暴走ですよ。魔女裁判です」。饒舌に、にこやかに語る男は、自らは手を下さずマインドコントロールで一族7人を監禁し、殺し合わせた。悪魔とは、意外とこんな屈託のない存在なのかもしれない――。

CASE 3 畠山鈴香 【秋田児童連続殺人事件】実の娘と近隣の男児との連続殺害容疑がかかる“被害者の母”は、つめかける警察と報道陣に、「ふざけんなっ」と取り乱した。憑依されたかの如き爆発、沸騰した体温を至近距離で感じて、私はなぜか確信した。これは殺っている――。

CASE 4 鈴木泰徳 【福岡3女性連続強盗殺人事件】
愚かなのか、恐るべき無自覚なのか。男が3人の女性を強姦・強盗目的で殺害したのはトラック配送業務中。しかも被害者の携帯電話を奪い、アダルトサイトに利用したことで犯行が発覚した。尋常でなくキレやすい男の足跡を追う。

CASE 5 下村早苗 【大阪2児虐待死事件】
真夏のマンションに閉じ込められ、脱水と飢餓で2児が死亡。だが風俗嬢の母はその間も遊び歩き、SNSに投稿していた。世間を震撼させた犯人の実父が今ようやく語りはじめる。彼女もネグレクト(育児放棄)を受けていたことを。

CASE 6 山地悠紀夫【大阪姉妹殺人事件】
「母親を殺したときのことが楽しくて、忘れられなかった」「死刑でいいです」。無辜の姉妹を強姦殺人した22歳の男が主張したのは「快楽殺人」だった。それは本心なのか。少年審判時の弁護士と精神科医が無念とともに語る、その実像。

CASE 7 魏巍 【福岡一家4人殺人事件】
面会室に現れたのは、小柄で色白な青年だった。わずかな金銭のために一家4人を惨殺し、海に遺棄した中国人留学生グループの一人だ。両親に「悔」一字を大書した手紙を送った彼と対話を重ね、中国へも取材し、心のうちを追う。

CASE 8 高橋裕子 【中州スナックママ連続保険金殺人事件】
かつて「白雪姫」と呼ばれたお嬢様音大生は、美貌のスナックママになり、いつしか、交際した男を恐喝し、保険金目当てで二人の夫を連続で殺害する「魔女」へと変わっていた。なにが彼女をそうさせたのか。その“魔性”の証言。

CASE 9 角田美代子【尼崎連続変死事件】
小さなトラブルから家庭に入り込み、財を吸いとり、犠牲者ファミリーを拡大する――死者は事件化されただけで8名、「鬼女」「モンスター」と言われたその手口を、家族を「被害者」と「加害者」に分断された父が苦渋とともに語る。

CASE 10 筧千佐子【近畿連続青酸死事件】
〈どこでくらしても、女ですもの、女ですもの……〉拘置所からの手紙で、面会室で、筆者に秋波を送ってきた〝後妻業の女〟。彼女の周囲では20年間に10人以上の高齢男性が死去していた。「あの人は殺めました」と告白する虚無に迫る。

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫) 文庫 – 2004/5/28

清水 潔 (著)
Amazonカスタマーレビュー

ストーカー殺人はなぜ後を絶たないのか――。
今なお残る警察の問題点と劇的な事件の真相とは。

ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。
「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!

【目次】
まえがき
第一章 発生
第二章 遺言
第三章 特定
第四章 捜索
第五章 逮捕
第六章 成果
第七章 摩擦
第八章 終着
第九章 波紋
あとがき

補章 遺品
文庫版あとがき
文庫化に寄せて 猪野憲一

清水潔
1958(昭和33)年、東京都生れ。ジャーナリスト。新潮社「FOCUS」編集部を経て、日本テレビ報道局記者・解説委員。2014(平成26)年、『殺人犯はそこにいる――隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』で新潮ドキュメント賞日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。同書は2016年に「文庫X」としても話題になる。著書に『桶川ストーカー殺人事件――遺言』(新潮文庫)、『騙されてたまるか――調査報道の裏側』(新潮新書)、『「南京事件」を調査せよ』(文藝春秋)がある。

さいごに

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