鯨の書斎 転がる本のように

今日も、どこかで読まれている本を紹介しています。

男の作法 (新潮文庫) 文庫 – 1984/11/27

今日の気になる書籍のご紹介

いま話題の書籍や古書などジャンルを問わず
良いなと思った書籍を幅広く
関連書を交えて紹介していきます。

本日の、ご紹介する書籍はこちら。

目次

鮨屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。
そばを食べるときに、食べにくかったら、まず真ん中から取っていけばいい。そうすればうまくどんどん取れるんだよ。
てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ。
たまにはうんといい肉でぜいたくなことをやってみないと、本当のすきやきのおいしさとか、肉のうま味というのが味わえない。
おこうこぐらいで酒飲んでね、焼き上がりをゆっくりと待つのがうまいわけですよ、うなぎが。
コップに三分の一くらい注いで、飲んじゃ入れ、飲んじゃ入れして飲むのが、ビールの本当にうまい飲み方なんですよ。

あらすじ・内容説明

てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ…。勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さりげなく“男の生き方”を説く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池波/正太郎
1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

書籍情報

男の作法 (新潮文庫) 文庫 – 1984/11/27

池波 正太郎 (著)
文庫: 230ページ
出版社: 新潮社; 改版 (1984/11/27)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101156220
ISBN-13: 978-4101156224
発売日: 1984/11/27
商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.4 x 1 cm

レビュー

カスタマーレビュー

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食卓の情景 (新潮文庫) 文庫 – 1980/4/29

食卓の情景 (新潮文庫)
池波 正太郎 (著)

目次

あらすじ

鮨をにぎるあるじの眼の輝き、どんどん焼屋に弟子入りしようとした少年時代の想い出など、食べ物に託して人生観を語るエッセイ。

むかしの味 (新潮文庫) 文庫 – 1988/11/30

むかしの味 (新潮文庫)
池波 正太郎 (著)

目次

ポークソテーとカレーライス―日本橋たいめいけん
鮨―銀座〔新富寿し〕
〔まつや〕の蕎麦
粟ぜんざい―神田〔竹むら
ポークカツレツとハヤシライス―銀座〔煉瓦亭〕
仕出し料理―品川〔若出雲〕
どんどん焼
クリーム・ソーダとアイス・コーヒー―銀座〔清月堂ライクス〕
京都〔松鮨〕
京都〔イノダ〕と〔開新堂〕
鰻―浅草〔前川〕
信州蕎麦―上田市〔刀屋〕
中華料理―松本市〔竹乃屋〕
チキンライスとミート・コロッケなど―銀座〔資生堂パーラー
横浜の酒場〔スペリオ〕と〔パリ〕
おでんとあぶり餅など―京都〔蛸長〕〔かざりや〕他
ビーツカツレツとかやく御飯―大阪〔ABC〕〔大黒〕他
焼売、餃子、中華蕎麦など―横浜〔清風楼〕〔蓬莱閣〕他
パルメ・ステーキとチキン・チャプスイなど―京都〔フルヤ〕
ホットケーキとフルーツ―神田〔万惣
饂飩と日本風中華―京都〔初音〕と〔盛京亭〕
牛乳、卵、野菜、パンなど―フランスの田舎のホテル

あらすじ

「〔たいめいけん〕の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」人生の折々に出会った“懐かしい味”を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫) 文庫 – 1981/10/27

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)
池波 正太郎 (著)

目次

あらすじ

映画の試写を観終えて、銀座の〔資生堂パーラー〕に立ち寄り、はじめて洋食を口にした40年前を憶い出す。外神田界隈を歩いていて、ふと入った〔花ぶさ〕では、店の人の、長年変らぬ人情に感じ入る。時代小説の取材で三条木屋町を散策中、かねてきいていた〔松鮨〕に出くわす。洋食、鮨、蕎麦、どぜう鍋、馬刺から菓子にいたるまで、折々に見つけた店の味を書き留めた食味エッセイ。

おもしろくて、ありがたい (PHP文庫) 文庫 – 2005/7/1

おもしろくて、ありがたい (PHP文庫)
池波 正太郎 (著)

目次

あらすじ

時代小説、随筆に国民的人気で今も支持される池波正太郎の、数多くの作品から精選した、人生と処世の言葉292を収めた箴言集。人間の心の奥底を知った男だけが言える、味わい深い名言に沈思する。

礼儀作法入門 (新潮文庫) 文庫 – 2000/3/29

礼儀作法入門 (新潮文庫)
山口 瞳 (著)

目次

第1部 礼儀作法とは何か(まず健康であらねばならぬ
外国人と日本人
飛行機に乗る少女
森鴎外の『礼儀小言』
品行か品性か)
第2部 礼儀作法入門(祝儀袋の渡し方
結婚式
酒の飲み方
ギャンブル
病気見舞 ほか)

あらすじ

礼儀作法とは何か。それは「他人に迷惑をかけない」ことだと、山口瞳はいう。そのためにも「まず、健康でなくてはならない」と。世に作法の本は数あれど、礼儀を人づきあいの根本から教えてくれる書物は意外に少ない。「電話いそげ」「パーティーの四つの心得」「なぜか出世しない通勤の天才」など、金言の数々も心にしみる。とりわけ社会人初心者に贈りたい人生の副読本である。

男のリズム (角川文庫) 文庫 – 2006/1/25

男のリズム (角川文庫)
池波 正太郎 (著)

目次

劇場

食べる
着る
散歩
映画
最後の目標
26年前のノート
家族
私の一日

あらすじ

東京の下町に生まれ育ち、仕事に旅に、衣食に遊びに、生きてゆくことの喜びを求めてやまぬ池波正太郎の名エッセイ。友人、知人、思い出の人々、生起するさまざまな出来事を温かく、生き生きと描いて興趣つきない滋味たっぷりの一冊!人は変わり、世は移るとも、これだけは絶対に変わらぬ男の生き方を綴った必読の十二章。

まとめ

ご紹介させていただいた書籍

さいごに

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