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彼岸過迄 (新潮文庫) [文庫] [1952] 漱石, 夏目

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彼岸過迄 (新潮文庫) 文庫 – 1952/1/22

彼岸過迄 (新潮文庫)

あらすじ

愛しながらも彼女を恐れている須永と、彼の煮えきらなさにいらだち、時には嘲笑しながらも心の底では惹かれている千代子との恋愛問題を主軸に、自意識をもてあます内向的な近代知識人の苦悩を描く。

彼岸過迄』(ひがんすぎまで)は、夏目漱石の長編小説。1912年1月1日から4月29日まで「朝日新聞」に連載され、同年に春陽堂から刊行された。

書籍情報

彼岸過迄 (新潮文庫) 文庫 – 1952/1/22

夏目 漱石 (著)
文庫: 307ページ
出版社: 新潮社; 改版 (1952/1/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101010110
ISBN-13: 978-4101010113
発売日: 1952/1/22

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

夏目/漱石
1867~1916。江戸・牛込生まれ。生後すぐ里子に出される。東京帝国大学英文科卒業。1900年から3年、ロンドンに留学。05年『吾輩は猫である』を発表、好評を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

レビュー

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さいごに

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