鯨の書斎 転がる本のように

今日も、どこかで読まれている本を紹介しています。

チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫) 文庫 – 2011/6/17

今日の気になる書籍のご紹介

いま話題の書籍や古書などジャンルを問わず
良いなと思った書籍を幅広く関連書を交えて紹介していきます。

本日、ご紹介する書籍はこちら。

チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫) 文庫 – 2011/6/17

チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)

あらすじ

1986年の巨大原発事故に遭遇した人々の悲しみと衝撃とは何か。本書は普通の人々が黙してきたことを、被災地での丹念な取材で聞き取る珠玉のドキュメント。汚染地に留まり続ける老婆。酒の力を借りて事故処理作業に従事する男。戦火の故郷を離れて汚染地で暮らす若者。四半世紀後の福島原発事故の渦中に、チェルノブイリの真実が蘇る。

目次

孤独な人間の声
見落とされた歴史について
第1章 死者たちの大地
兵士たちの合唱
第2章 万物の霊長
人々の合唱
第3章 悲しみをのりこえて
子どもたちの合唱
孤独な人間の声
事故に関する歴史的情報

書籍情報

チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫) 文庫

スベトラーナ・アレクシエービッチ (著), 松本 妙子 (翻訳)
文庫: 320ページ
出版社: 岩波書店 (2011/6/17)
ISBN-10: 4006032250
ISBN-13: 978-4006032258
発売日: 2011/6/17
商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.8 x 1.8 cm

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

アレクシエービッチ,スベトラーナ
1948年ウクライナ生まれ。国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリストの道を歩む。民の視点に立って、戦争の英雄神話をうちこわし、国家の圧迫に抗い続けながら執筆活動を続ける

松本/妙子
1973年早稲田大学第一文学部露文科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

関連情報


www.youtube.com


www.youtube.com

この本が出版された年の出来事・流行・世相

2011年流行(出来事)/年代流行


マグニチュード9.0の東日本大震災発生 死者・行方不明者数は2万人以上
児童養護施設に匿名で寄付を行う「タイガーマスク運動」が全国に広がる
任天堂初の3D携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」発売
ジャスコとサティが、一部店舗を除き、イオンの名称に統一される
東北新幹線で新幹線E5系電車がデビュー 最速列車「はやぶさ」運行開始
上野動物園の2頭のジャイアントパンダ、「リーリー」と「シンシン」の公開を開始
小笠原諸島ユネスコ世界自然遺産に登録
■2011 FIFA女子ワールドカップドイツ大会で、サッカー日本女子代表が初優勝
地上デジタル放送に完全移行

関連書籍

見捨てられた初期被曝 (岩波科学ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2015/6/13

見捨てられた初期被曝 (岩波科学ライブラリー)
study2007 (著)

あらすじ

原発事故後、事故前に描かれていた緊急被曝防護の体制は、もろくも崩れ去った。そればかりか、科学的検討は不在のまま、初期被曝は「見捨てられた」。緩められた基準値、不十分な身体除染、そして被曝影響の「心の問題」へのすり替え―公開された政府事故調文書から明らかになった驚くべき、経緯を整理する。さらに、限られたデータから被曝量の分布推定を統計的に行う。

ボタン穴から見た戦争―白ロシアの子供たちの証言 単行本 – 2000/11

ボタン穴から見た戦争―白ロシアの子供たちの証言

あらすじ

■頭からかぶったオーバのボタン穴から爆弾が落ちるのを見てました―毎日の暮らしに突如として踏み込んでくる戦争の本当の顔を見たのは子供たちだった。第二次大戦下、ドイツの電撃的侵略に飲み込まれたソ連白ロシアの子供たちの記憶がつづる戦中世代の証言記録。

死に魅入られた人びと―ソ連崩壊と自殺者の記録 単行本 – 2005/6

死に魅入られた人びと―ソ連崩壊と自殺者の記録

あらすじ

ソ連という国の崩壊によって、寄る辺なき社会に放り出され、自らの死を選ばざるをえなかった人たち。歴史の流れからは見落とされる個人の死をみつめ、自殺という現代社会の問題をとらえかえす体験者・関係者の証言集。

原発避難白書 単行本 – 2015/9/1

原発避難白書
関西学院大学災害復興制度研究所 (編集), 福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク (編集), & 1 その他

あらすじ

■なぜ国は、調べないのか。ならば調べる、私たちが。どれだけの人々が、いつ、どこへ、どのようにして逃れたのか。そして現在、彼らを取り巻く状況とはどのようなものなのか。ジャーナリスト、弁護士、研究者、支援者、被災当事者が結集し、見過ごされてきた被害の全貌を描く。あの日を背負い続ける、すべての人のために。

戦争は女の顔をしていない 単行本 – 2008/7

戦争は女の顔をしていない

あらすじ

■封印されてきたソ連の従軍女性たちの声を聞けば、現代史のなかにひそむ悪魔の顔が見えてくる。衝撃のインタビュー集。

東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命 単行本(ソフトカバー) – 2015/7/17

東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命
広瀬 隆 (著)

あらすじ

■壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実
51の【系図・図表と写真のリスト】と科学的データで迫る知的興奮の書!
イムリミットはあと1年しかない!
今、おそるべきことが日本人の体内で音もなく進行している!次の被害者はあなただ!

金・銀・ウランを独占する闇の支配者たちの衝撃の系図
5兆円をドブに捨てても、まだ日本人は“モルモット”にされるのか?
はじめて明かされる原爆&原発【双子の悪魔】の正体!
そうだったのか!「戦後70年の謎」が今、明らかになる。

欧州で最も放射能被害に詳しい科学者グループECRRは、2011年3/30、衝撃の警告をした。
福島第一原発から200キロ圏内では今後50年間で約40万人が放射能によって癌になる。
200キロ超の地方もグレーゾーンであるから細心の注意が必要だ」
注目は、壮大な史実とデータに基づく51点の系図・図表・写真。
18世紀後半のウラン誕生~マンハッタン計画の黒幕と第2次世界大戦~知られざる双子の悪魔【原爆&原発
~米ネバダ核実験~フクシマ原発事故~事実をひた隠しにする御用学者~長州藩の歴代犯罪の系譜等を固有名詞で追及する。

現在、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の「70倍超」。
2011年3~6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、
甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素は「新宿が盛岡の100倍超」(文科省2011年11/25公表値)。
今、東京が危ない!
最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、
大量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、オリンピックでトライアスロンを予定する東京湾
世界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止し、
数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人の体内で進んでいる今、オリンピックは本当に開けるのか?

ネバダ核実験や、チェルノブイリでも「事故後5年」から癌患者が急増!
注目は、ネバダ核実験場から220キロ離れた田舎町セント・ジョージで起きた大規模癌発生事件。
220キロといえば、福島第一原発~東京駅、福島第一原発~釜石と同じ距離だ。
放射性ガスは目に見えず、内部被曝が深刻。3.11で地上に降った放射能総量はネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多い。
「残された時間がない」と著者の地層からわきでる危機感が沸点に達した一作。
同時に、日本の原発から出るプルトニウムで世界の核兵器がつくられる現実を
イスラエル、イラン、イラク、トルコ、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情で描く。
「謎解き」「地下人脈」「身の毛もよだつ史実」がおしみないタッチで迫ってくる戦後70年の大作!

まとめ