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春燈 (新潮文庫) 文庫 – 1991/3/27

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春燈 (新潮文庫) 文庫 – 1991/3/27

春燈 (新潮文庫)

あらすじ

土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。育ての母喜和と、実父岩伍の離縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の間の淡い青春を迎える…。両親の側から生家の事情を克明に描いた名作『櫂』と、戦時下の満州での苦難の結婚生活に焦点を当てた『朱夏』を架橋する、著者渾身の自伝小説。

目次

書籍情報

春燈 (新潮文庫) 文庫 – 1991/3/27

宮尾 登美子 (著)
文庫: 643ページ
出版社: 新潮社; 改版 (1991/3/27)
ISBN-10: 4101293058
ISBN-13: 978-4101293059
発売日: 1991/3/27
商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮尾/登美子
1926(大正15)年、高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て’46(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した’62年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し’72年に上梓した「櫂」が太宰治賞、’78年の『一絃の琴』により直木賞受賞。他の作品に『序の舞』(’82年刊、吉川英治文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

レビュー

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さいごに

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