鯨の書斎 転がる本のように

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遠い朝の本たち (ちくま文庫) 文庫 – 2001/3/7

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遠い朝の本たち (ちくま文庫) 文庫 – 2001/3/7

遠い朝の本たち (ちくま文庫)

あらすじ

人生が深いよろこびと数々の翳りに満ちたものだということを、まだ知らなかった遠い朝、「私」を魅了した数々の本たち。それは私の肉体の一部となり、精神の羅針盤となった―。一人の少女が大人になっていく過程で出会い、愛しんだ文学作品の数々を、記憶の中のひとをめぐるエピソードや、失われた日本の風景を織り交ぜて描く。病床の著者が最期まで推敲を加えた一冊。

目次

しげちゃんの昇天
父ゆずり
ベッドの中のベストセラー
本のそとの「物語」
サフランの歌』のころ
まがり角の本
葦の中の声
星と地球のあいだで
ひらひらと七月の蝶
シエナの坂道
小さなファデット
父の鴎外
クレールという女
アルキビアデスの笛
ダフォディルきんいろにはためいて…
赤い表紙の小さな本

書籍情報

遠い朝の本たち (ちくま文庫) 文庫 – 2001/3/7

須賀 敦子 (著)
文庫: 224ページ
出版社: 筑摩書房 (2001/3/7)
ISBN-10: 4480036288
ISBN-13: 978-4480036285
発売日: 2001/3/7
商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

レビュー

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ISBN-10: 4101392218

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さいごに

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