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急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則(ソフトバンク文庫) 文庫 – 2007/6/23

今日の気になる書籍のご紹介

いま話題の書籍や古書などジャンルを問わず
良いなと思った書籍を幅広く関連書を交えて紹介していきます。

本日、ご紹介する書籍はこちら。

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則(ソフトバンク文庫) 文庫 – 2007/6/23

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)

あらすじ

ちょっとした違いが、なだれ現象を生む!

YouTubeiPodNintendo DS……なぜヒットは爆発的に起こるのか?
その答えのヒントをくれるのが本書の考え方。流行現象をウイルスによる感染と見なし、その仕組みを解き明かす。
全米で200万部を突破した、マーケティング本の古典的名著を文庫化。

あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、
野火のように広がる劇的瞬間のことをティッピング・ポイントという。

その特徴やメカニズムを、複雑系、ネットワーク理論で説き明かすのが
本書『急に売れ始めるにはワケがある』(原題The Tipping Point)。

爆発的な感染には三つの原則があるとして、
「原則1 少数者の法則」「原則2 粘りの法則」「原則3 背景の力」を挙げる。

口コミ感染力の高い人たちの三つのタイプを明らかにし、
小さな金の箱をクーポンに印刷することで大成功を収めた広告戦略、
販売不振だったハッシュ・パピーが一夜にしてヒットした事例など、読み物としても興味深い内容が満載となっている。

目次

はじめに ティッピング・ポイントとは何か?
第1章 爆発的感染、その3原則―ティッピング・ポイントへ至る指針
第2章 「80対20の法則」から「少数者の法則」へ・原則1―感染をスタートさせる特別な人々
第3章 粘りの要素・原則2―情報を記憶に残すための、単純かつ決定的な工夫
第4章 背景の力・原則3―人の性格に感染する背景
第5章 「150の法則」という背景―人の行動に感染する効果的な集団の規模
第6章 商品はどのようにして感染するのか?・Case study1―エアウォーク社の販売戦略から学ぶこと
第7章 自殺と禁煙・Case study2―ティーンエイジャーの感染的行動の謎を探る
第8章 ティッピング・ポイントを押せば世界は傾く―焦点をしぼること、実験すること、そして信念を持つこと

書籍情報

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則(ソフトバンク文庫) 文庫 – 2007/6/23

マルコム・グラッドウェル (著), 高橋 啓 (翻訳)
文庫: 360ページ
出版社: SBクリエイティブ (2007/6/23)
言語: 日本語
ISBN-10: 4797338121
ISBN-13: 978-4797338126
発売日: 2007/6/23
商品パッケージの寸法: 15.4 x 10.6 x 2 cm

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

グラッドウェル,マルコム
ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。処女作である『急に売れ始めるにはワケがある』は、世界的な大ベストセラーとなった。イギリス生まれ、カナダ育ち。ニューヨーク市在住

高橋/啓
1953年生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

天才! 成功する人々の法則 ハードカバー – 2009/5/13

マルコム・グラッドウェル (著), 勝間 和代 (翻訳)

あらすじ

・世界の一流スポーツ選手に共通する、ある「幸運」とは?
ビートルズゲイツジョブズが生まれた本当の理由は?
・IQ190“全米一の天才”が大成できなかったのはなぜ?
・「ユダヤ人」「移民」「服飾業」が成功する弁護士の条件だった?
・頻発した大韓航空機事故。最大の原因は“文化の違い”?
・アジア人の「数学的才能」は水田から生まれた?
・NY・ブロンクスに生まれた“秀才学校”の正体?

アメリカ人気No.1ビジネス書著者が挑む「新時代の成功論」
勝間和代さん激賞!「成功の方法・天才になる法則がつかめる本」!

『ティッピング・ポイント』『ブリンク』でお馴染み、
あのマルコム・グラッドウェルの最新刊『アウトライアーズ』が勝間和代さんの翻訳で早くも登場します。
全米では発売3ヵ月で100万部を突破した超ベストセラーを日本屈指のカリスマ経済評論家が丁寧に、わかりやすく翻訳したこの本。

その内容をひとことで言えば、「成功」の要素を“個人の資質”だけでなく、周囲の環境や文化的な側面から考察した、いわば「21世紀の成功論」です。

本書には多くのフレームワーク(考え方の枠組み)が出てきます。

持つ者はさらに豊かになり、持たざる者は持っているものまで取り上げられる「マタイ効果」、どんな才能や技量も、一万時間練習を続ければ“本物”になる「一万時間の法則」・・・・・・

グラッドウェルのフレームワークはやっぱりユニークで面白いです!

アメリカでは知的なビジネス・パーソンは必ずこの本を読んでいる」と言われるほど、ちょっとした社会現象にもなっています。また同国では、子育てに関心のある、若いお父さん、お母さんにも広く読まれているようです。

アメリカのビジネス・パーソンと接する機会の多い方、自分のお子さんに、より多くの「機会」を与えたい、成長してほしいと考えておいでの方に特に読んでいただきたい本です!!

解説 勝間和代

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい 単行本 – 2006/2/23

マルコム・グラッドウェル (著), 沢田 博 (翻訳), 阿部 尚美 (翻訳)

あらすじ

理由はわからないけど「これだ!」と思ったり、説明できないけど「なんか変」と感じたことはないだろうか?しかも一瞬で。
 人間には、理屈を超えてわかったり、感じたりする瞬間・能力がある。心理学で注目を集める「適応性無意識」である。本書ではそれを「第1感」(原題はblink=ひらめき)と命名した。「五感」を想定した「六感」ではなくて、「五感」の前にある無意識の反応を指す。
 データを集め、熟考を重ねた判断がまちがいで、最初の瞬間的判断が正しいことはあるのだ。
冒頭のエピソード:アメリカの美術館が購入した古代ギリシャ彫刻は、さまざまな科学的検査では本物と鑑定されたが、何人かは見た瞬間、「最初の2秒」で「違う」と感じた。のちに贋作と判明するが、なぜ彼らは偽者と見抜けたのか? 見抜いた「力」は何か? 本書は、「最初の2秒」にまつわる物語である。
 登場するエピソード、心理学実験を読むだけでも面白い不思議な本である。

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密 単行本(ソフトカバー) – 2014/9/2

マルコム・グラッドウェル (著), 藤井 留美 (翻訳)
まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか?
二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも
優れているのはなぜか?

弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは?
小よく大を制す、その科学的方法論とは?

弱小チームでも、貧しくても、二流大学卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する!

『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』、『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!

ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか――それが本書のテーマだ。「巨人」とは圧倒的に強い敵のこと。軍隊や戦士だけでなく、障害・不運・抑圧といったことも含まれる。この本では一章でひとりの人物を取りあげる。有名人もいれば無名の人もいるし、凡人もいれば才人もいるが、共通するのは手に余る挑戦に直面し、それを乗りきらなくてはならなかったこと。(中略)

巨人の実像は、私たちが思っているようなものではない。彼らはその強大な力ゆえに、致命的な弱点も持っている。(中略)新しい扉が開いてチャンスが訪れ、学びと悟りを得ることができる。ふつうならぜったいありえないことが実現可能になる。だとすれば、巨人に立ち向かうための良質な指南書がぜひともほしい。(本書 プロローグより)

クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング 単行本 – 2002/1

エマニュエル ローゼン (著), Emanuel Rosen (原著), 浜岡 豊 (翻訳)

あらすじ

なぜマーケティングにおいて、クチコミがこんなに重要になったのか? クチコミを通じてヒット商品が生まれるメカニズムを解明し、コミュニケーション・ネットワークの本質と、それらをビジネスに活かす方法を説く。

口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム 単行本 – 2001/3/1

神田 昌典 (著)

あらすじ

お客が勝手にしゃべり出しあなたの会社を宣伝する。感情マーケティングのカリスマ・マーケッター、待望の最新刊。全国2500社を超える中小企業が最も信頼を置く実践マーケッター・神田昌典マーケティングの常識を破る。500社を超える成功実績付き。

さいごに

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