鯨の書斎 転がる本のように

今日も、どこかで読まれている本を紹介しています。

本 > 文学・評論

海を渡ったサムライの娘 杉本鉞子 単行本 – 2003/7/10

激動の明治維新期に越後の家老の家に生まれ、厳格な躾を受けて育った杉本鉞子は、文明開化の東京、アメリカで異文化と出会い、英文の自伝『武士の娘』を著し、日米文化交流の懸け橋の役割を果たした。武士の娘としてのモラルに照らして行動した鉞子の人間像…

syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ (扶桑社ムック) ムック – 2015/9/30

月間600万PVを誇る超人気ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」 そして累計350万部突破のベストセラー料理本『syunkonカフェごはん』シリーズの著者 山本ゆり初めてのエッセイ&レシピ集。

火花 単行本 – 2015/3/11

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真…

ペスト (新潮文庫) 文庫 – 1969/10/30

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条…

春燈 (新潮文庫) 文庫 – 1991/3/27

土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。育ての母喜和と、実父岩伍の離縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の間の淡い青春を迎える…。

文明の生態史観 (中公文庫) 文庫 – 1998/1/18

世界史に革命的な新視点を導入した比較文明論の名著。

江戸川乱歩全集 第5巻 押絵と旅する男 (光文社文庫) 文庫 – 2005/1/12

魚津へ蜃気楼を観に行った帰りの汽車の中、二等車内には「私」ともう一人、古臭い紳士の格好をした60歳とも40歳ともつかぬ男しかいなかった。「私」はその男が、車窓に絵の額縁のようなものを立てかけているのを奇異な目で見ていた。

奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫) 文庫 – 2004/7/28

わずか一歳で光と音を失い、七歳までことばの存在を知らなかったヘレン・ケラー。三重苦の彼女は、サリバン先生の愛に導かれ「ことばの世界」に目ざめる。

銀の匙 (岩波文庫) 文庫 – 1999/5/17

なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙.伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々.少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には,子ども自身の感情世界が,子どもが感じ体験したままに素直に描き出…

地下室の手記 (新潮文庫) 文庫 – 1970/1/1

極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通して、理性による社会改造の可能性を否定し、人間の本性は非合理的なものであることを主張する。

おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 文庫 – 2001/7

旅が生活であった芭蕉の旅日記「おくのほそ道」。 だが、単なる日記を超えて、風雅の誠を求め続けた魂の記録でもある。